執筆は「にゃあ」です。


切断した患部と考察


尻尾の先端から約45センチを切り落とした。
切断部の直径はおよそ4センチ。
壊死状態部分より約1センチ胴体寄りである。
表皮および尾骨は半端な刃物では切れないであろう。
麻酔は必要なかった。痛みを全く訴えなかったからである。
おそらく壊死による神経麻痺が侵攻していたと思われる。
恐れているのは表面的ではなく、切断部より更に壊死が進行していないかということである。

壊死を発見した時は先端から約10センチくらいがひからびていた。
自切する、との情報はあったが切れずに、1ヶ月に1センチ程のスピードで壊死は広がった。
獣医によると、血行不良ではないか?切断しても再発する可能性はある。保温に注意して様子を見よう、ということであった。

健康状態に顕著な変化はみられなかった。
ひからびた尻尾が邪魔な様子ではあった。
が、依然としてじわじわと壊死は広がりつつあった。
もともとこの個体の尻尾は他の個体に比較して柔軟性に欠けて(体が硬い)いた。

壊死と同時に尾に節状の腫れが現れそこはやがて骨折したかのように柔軟性を欠いた曲がり方をするようになる。おそらく自切の準備段階ではないかと思われる。
壊死が進むとさらにその骨折状腫れは2〜3箇所に増える。
このときすでに自切はとうてい不可能な太さの部分まで、壊死は進んでいる。


完全にひからびた部分は手で折り取ることもできるが若干患部を残すことになるのが不安材料である。
自切不可能と判断できたらすかさず獣医に切除を依頼することが賢明であろう。切断には抵抗があるかもしれないが、温存しておいても壊死は進行こそすれ、回復することはまず無いと思われる。


もどる


以上は私の独断と偏見によるものですが大真面目です。同様の情報・経験をお持ちの方は是非、お知らせください。 jab@ag.wakwak.com にゃあ