10月19日(月) 晴れ
先日、某ピアノメーカーのグランドピアノフェアの催し物として、S音大の説明会とミニ・コンサートがあるというので行ってきた。S音大は、Kちゃんが受験を希望している大学で、夏のはじめにも説明会があったが、今回の方がより詳しく参考になった。Kちゃんの希望するコースに置いては、ピアノや声楽の実技と楽典の成績が、平均して点が取れることが要求されるようだ。まだ、楽典問題の基本でケアレス・ミスをしてしまうKちゃんなので、心配だ。これから、さらに鍛えてあげないと・・・。このところ、S音大の過去問題を一緒に解いているけど、私も予習をするのが大変。でも、久しぶりに楽典の問題を解いていると、懐かしい気分とともに楽譜を読む上での基本や和音の仕組みを再確認して興味深いものもある。私も、高校時代は嫌々ながら問題を解いていた覚えがあるので、Kちゃんが面倒くさがる気持ちも分かるが、推薦入試まで後一ヶ月、頑張って貰いたい。
ミニ・コンサートの方は、ラヴェルの「マ・メール・ロア」を物語の朗読付きの連弾ではじめて聴いたが、お話を聞いた後で曲を聴くと曲だけよりも情景が具体的に思い浮かんで楽しく聴けた。もう1曲、シューマンの「交響練習曲」は30分以上かかる大曲で、演奏された先生は小柄で笑顔が素敵な女性なのに、パワー溢れる演奏に圧倒された。私は小柄で手が小さいのを理由に大曲は避けているけど、あのような演奏を聴くと、言い訳ばかりしていないで、あんな感じの曲にも挑戦してみたいものだと思った。普通の演奏会は、平日の夜に開催される事が多く、子供達のレッスンの時間に重なってしまうために聴きたくても行けないことが多いだけに、ミニ・コンサートとはいえ、充分楽しめて刺激にもなった。
前回の日記に書いたグレード試験を控えた小1のAちゃんは、ハッパの効果があったようで、先週も今週もグレードの曲はもちろん、他の本も停滞気味だったのが嘘のように弾けるようになってきた。練習できているとAちゃんも気持ちよく弾けるようだし、よく弾けるので褒めると、また、いい気分・・・で、「今度も頑張ってくるね。」とニコニコ顔が続いている。停滞の原因は、少し複雑になってきた楽譜を読むのが面倒だったのと、苦手な指使いのテクニックが続いたためのようだけど、これで何とかこの山は乗り切れそうでホッとしている。
小2のNちゃんも、何とか試験曲がまともな曲に聴こえるようになってきた。あとは強弱と暗譜・・・どうやら間に合いそうだ。小3のRちゃんが、曲は早くから練習しているのに、暗譜がなかなか出来ないようで少し心配である。今月末は、5週目でお休みになるので、その前に仕上がってくれるといいけど・・・。
今日、小2のYちゃんのレッスン時間の少し前、お母さまから電話があって、学校帰りに転んで前歯が欠けて、強く打った歯が抜けそうにぐらぐらしているので歯医者に行くので、急ですがお休みします、とのこと。あわてんぼうのYちゃん、走って転んだのかなぁ・・・と心配。先週は、短大の保育科に通うMちゃんが、実習が終わってレッスンに遅れそうなので慌てて自転車でうちへ来る途中、カーブミラーの柱に激突して、顔から転んで、唇を怪我して前歯が折れるという怪我をしたばかり。電話をくれたMちゃんは、かなり落ち込んでいた・・・Yちゃんの怪我の様子は、まだ、よくわからないけれど、酷くないといいけどなぁ・・・と立て続けの生徒の怪我に(@_@)なふー先生であった。
最近の練習メニュー
ハノン・クラマー・ビューロー39番
バッハ 平均律第1集17番と5番
チャイコフスキー 舟歌 生徒の発表会の曲を色々