9月9日(水) 晴れ

 9月の1週目は、はじめておけいこに来たKくん、Yくんのレッスンでの気疲れと、昨日の自分のレッスンへ向けての猛(?)練習で体力を消耗し、(@_@)な日々だった。
 昨日のレッスンは、弾けば弾くほど迷路にはまりこみ、弾くのが苦痛になってきていたシューベルトがやはりうまくいかず、「嫌いな曲を先生が言うから仕方なく弾いている感じねぇ。」と評されてしまった。(^^;; 先生のアドバイスで、迷路の出口へ向かう決心もついたので、次回は仕上がるように頑張りたい。エチュードは、苦手な手を開いて弾く16分音符のレガート奏だったが、こっちは努力の甲斐があって褒められた。(^o^) バッハは、流れは掴めているものの、四声体の弾きこなしがもう一息で次回に仕上げの予定。2度目に持っていくときは、出来れば暗譜が暗黙の約束(?)なので、ちょっとプレッシャーである。

 はじめてのおけいこのKくん・・・ワクワクしながら待っていた私の耳に聞こえてきたのは、「いやだぁ、行きたくないよぉ〜。うわぁ〜ん・・・。」というKくんの盛大な泣き声。お母さまによると、「いつからおけいこなの?」と楽しみにしていた日もあったらしいのだが、当日になったら、急に嫌がりだしたとのこと。(@_@)
 ううぅ〜、参ったなぁ、でも、行きたくないと言っても、すでにうちへ来ているのだし、いさぎよく諦めておけいこしてくれよぉ〜・・・などと思いつつ、Kくんのレッスンバッグに怪獣の絵が書いてあったので、イグアナの話などをするうちに泣き止んでくれたので、よし!じゃ、先生と「ド」のお歌を歌おうよ、と誘うが、ピアノのそばまで来て、私が弾くのを見てはくれるけれど、数度繰り返しても歌ってはくれない・・・うむぅ、しぶといなぁ、と思いつつ、じゃ、タンバリンを叩いてみようか、とタンバリンを渡すと、持ってはくれるけど叩いてはくれない・・・んじゃあ、エレクトーンで遊んでみようね、とパーカッションモードにした鍵盤を触らせると、おずおずとではあるけれど、少しだけ歌に合わせて好きな鍵盤を叩いてくれた。最後のドリルの○を書く練習は、喜んでどんどんやってくれた。少々ホッとした私が、「ねぇ、先生とお友達になれそう?」と聞くと・・・Kくんは、ブルブルと首を横に振った・・・あぁ〜。(@_@)
 青年Yくんの方は、「全然、弾けませんよぉ。」と言っていたが、思ったよりきちんと弾いていたようだった。ただ、手首の脱力が出来ていないので、イメージ通りになめらかに弾けないのが、本人の悩みらしい。指に筋肉をつけ、手首ではなく指だけで弾く状態にするには、毎日の地道な訓練が必要なので練習法を教えたけれど、そういう練習は苦手なんです・・・と言っていたYくん、次のレッスンまでにどれくらい変わってくれるか楽しみだ。彼の場合は、これから弾いていく曲や使う楽譜にも、彼なりの考えや希望があるようなので、子供のレッスンとは違った楽しみや大変さがありそうだ。

 二学期が始まってからは、子供達は夏の疲れと学校生活の疲れで、中学、高校生ならまだわかるが、小学校低学年の子達も「疲れたぁ、疲れたぁ。」と口々に言っている。最近の子供達は、疲れやすいのかなぁ。まだ、残暑が厳しいせいもあるかもしれないけど、秋が深まってきたら、発表会の準備も始めないといけないし、グレードが受けられそうな子達は11月までに受験させておきたいし、みんな、早く普段の調子を取り戻して元気になってくれるといいな。

昨日までの練習メニュー
 ハノン・クラマー・ビューロー38番
 バッハ 平均律第1集17番  
 シューベルト ソナタ第13番 D.664 第3楽章
 チャイコフスキー 舟歌  生徒の発表会の曲を色々



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