イグたちのつぶやき7

 6月も末となると、すっかり暑くなり、梅雨の雨で適度に湿気もあって、イグ達は食欲旺盛、ウンチもたくさん出るし、元気が余ってケンカはするし、脱皮した皮が部屋中に散らかるし、暑さに弱いふーさんにとっては、元気なイグ達を見るのは楽しいけれど世話は大変・・・ついつい、毎日イグ達を起こり散らしてしまう日々なのでした。



モモ:ねぇ、最近、チクワって怖いよね?

グリ:うん、すぐ噛もうとするよな。この前は、イグが追いかけられて、足を噛まれて   たみたいだったな。

モモ:そうそう・・・卵を産む前は、イグとチクワはすごーく仲良しだったのにね。

グリ:チクワも怖いけど、モモだって、僕がウンチに降りようとしてるだけなのに、
   フーッてうなるじゃないか。あれも、結構怖いんだぞ。

モモ:ふん、なによ。グリだって、何かというと首を振って威張ってるじゃないの。

グリ:でも、僕は噛もうとはしないだろう?

モモ:うう〜ん・・・そうだけど・・・。温室の上に乗ってガサゴソしたり、私の
   メロンまで食べるのはやめて欲しいわ。

グリ:ヘヘッ、メロン、おいしいもん。さっさと食べないモモが悪いのさ。

モモ:まぁ、そんな勝手なこと言ってると、チクワに頼んでやっつけてもらうわよ。

グリ:うわぁ、それだけはやめてくれ〜。チクワ、ますます大きくなって迫力だもん
   なぁ。あの気だけは強いイグも、この頃チクワを避けてるようだし・・・。

モモ:そうよね。私たちも負けないように、たくさん食べて大きくならなくちゃ。

グリ:そういうこと!だから、好きなものは早く食べた方が勝ちだよ。ヘヘッ!

モモ:そお?まだ、そういうこと言うなら・・・噛んでやる〜。

グリ:おーっと・・・そうはいかないぞ、逃げるが勝ち!

ドタドタ、ガタガタ、バッタン、ゴトーン・・・

ふーさん:もう!あんた達、また鬼ごっこしてるの!ほらぁ、お皿が落ちて、棚の物
     が落ちて、あんた達の皮が散乱してるじゃないのぉ。もう、ごはんのおか
     わりあげないわよ!・・・ったく、もう。ふぅ〜。

                             (1997・6・29)