千葉県ゴンさんからの質問

小学生六年生まで習っていて(ピアノ)、その後はぼちぼちやっていて、ここ10年はピアノに触ったことがないのに、また始めた者です。
とりあえず、先生に習ったところから、自分で進めてやっています。
段階的にはソナチネなのですが、ソナタ1を弾いてみたり(今2番と9、10番にこってます)、ショパンのワルツなんぞ手を出して、3番はかなり暗譜できてきました。(ゆっくりな曲なので…)そこで、質問なのですが、ワルツの3番のペダリングはどうしたらよいのか……。踏むときは、記号のやや後で踏んでいるのですが、はずすときは……(記号のところで切ると変な感じになるみたいな…)。
先生につければいいのですけれど、子供が3人いて、自分に習い事をかけるなら子供に…と、考えてしまい、なかなかなのです。
このショパンのワルツ集全てに共通することなので、是非教えていただきたいと思います。

使用楽器 アトラスピアノ(アップライト)


イグぴょんより

 ご質問のショパンワルツのペダリングですが、お使いの楽譜はどこのものでしょうか? 版によって、ペダル記号などは、微妙に違うこともあります。

 とりあえず私の持っている音楽之友社の楽譜を見ながら、考えられることをお答えしておきますね。
 3番Op.34-2、この楽譜では、51小節目で最初のペダル記号が出てきます。記号のやや後に踏まれるというのは、お悩み相談の「エリーゼのために」でご説明しているように、音が濁らないようにするのに有効な方法ですね。離すときに変な感じになるというのは、メロディーが途切れてしまうということでしょうか? その場合は、右手のメロディーはペダルに頼らずに、指番号をしっかり守ってスラーの間は、音が切れないようになめらかに弾くことで解決すると思います。
 ゴンさんがつかわれている楽譜には、違った場所に記号が書かれてるかもしれないのですが、私のものでは、ペダルを離す記号は理に適った場所に書かれているようです。

 曲によって、どこでどんなペダルを使うかは、作曲者の意図を考えながら演奏者の好みでも変わりますし、細かく言うとピアノの状態やお部屋の響き具合でも変わってくると思います。常に音を聞きながら、何のためにペダルを使いたいのかを意識するとよいと思います。
 「エリーゼのために」で解説している事柄も、ショパンワルツについて応用
できるかと思いますので、ご参考になさってみて下さいね。