私のレッスンは、バイエルも85番に入りました。お楽しみに「エリーゼ」も見ていただいてます。
レッスンの曲とは別に、弾きたい曲がたくさんあって好みで曲集を買っては、いろいろチャレンジしているのですが左手の伴奏が音が飛ぶ曲ってありますよね?
何回練習しても上手く弾けないのですが、コツなんてあるのでしょうか?
とにかく右手は見ないでも弾けるようにして、左手だけを見る?
(左だけでも飛ぶ音に目がついていかないんですけど。泣)
遠目で全体を見つめる?それとも、それを弾けるようになる感覚がまだ身についていないということなのかしら?
何かアドバイスがあればよろしくお願いいたします!
使用機種 ヤマハ クラビノーバCLP156
ヤマハ アップライトピアノ
音の飛び具合、伴奏型によっても対処の仕方は色々ですが、跳躍する音には私もよく悩まされてますよ〜。
離れた音のアルペジオ、くぐり指も出てくるような少しゆったりした曲の伴奏型の場合・・・生徒達には、左手だけ弾いて、離れた音の間隔を手に覚えさせながら、無駄な動きをせず最短距離を進むように指を運び、力を抜いて柔らかい音を意識して練習させてますが、片手で出来ても、右のメロディーがのると、そっちも気になって〜で、簡単には出来ないですよね。
左だけ繰り返し練習すること、やわらかく力を抜くこと、両手を弾くときは、左を弱くを意識して歌って・・・ですね。ゆっくりな動きであれば、離れた音でも確認しながら弾けるので、まだ、いいのですが・・・。
同じようにアルペジオでも十六分音符などで早い動きを求められる場合は、無駄な動きや無理な動きをしないことを一番に意識して、最短距離で指を運び、離れた音の場所を確実につかめるまで、なるべく鍵盤を見なくても出来るように、目で確認しないと危ういところをチェックして、そこではキチンと見て確かめるように練習しましょう。
分散和音の伴奏型でも、音が離れている場合は同じです。手首を柔らかく自然に回す気持ちで、これも無駄な動きはしないように、最短距離を移動することが大事です。
ワルツなどでよく見られるように、一拍目だけが離れて、それから飛んで和音の伴奏型の場合・・・一拍目を強く弾かなくてはならないので、離れてるために大きな音のミスになると悲しいですよね。これは、同じパターンが続くところは、離れた音の間隔を見なくても運べるように練習すること、パターンが変わるところで、しっかり離れた音を確認することを心がけてみて下さいね。
どの場合も、手首の柔軟さがものをいうかな〜って感じです。ミスしないように、って思うと、手首が固まってしまい、練習してても疲れる〜ってこともあるし・・・左手の伴奏に自信がもてるまで、しばらく左手だけ練習して、離れた音の間隔つかみと、無駄な動きをしていないか左手をよく観察すること、見てなくても弾けるところとしっかり確認した方が弾きやすいところをチェックしてみる・・・そこから、解決法が見えてくるかと思います。
どうしても弾けないところ、ミスしてしまいがちなところは、その部分の前をどう弾いているか、指使いや手の運びをよく研究すると、解決しやすいことが多いです。
指使いはテキストの通りにやって、いい指癖を付けるのも大切ですけど、人によって使いやすい指は違うので、練習曲以外の場合、自分に合う指使いを見つけるのも楽に弾くためのコツでしょう。
正しく練習していれば、練習する月日を重ねる毎に、飛ぶ音に苦労する度合いが、少しずつ軽くなっていくと思いますよ。これからも楽しみながら、頑張って下さい。