ハイドンソナタNo.48の装飾音符の弾き方を教えてください。
装飾音符は色々な弾き方があります。
最終的には、好みで弾いてしまってよいのですが、統一感がないと
おかしな演奏になってしまうのでご注意を!
20小節目からのターンは、私が子供の頃は「レミレドレ」と五連符に
する方法で弾いたと思います。全音のソナタアルバムでは、このように
弾くという説明になっています。
原典版では、左のひとつ目の音に「ミレドレ」と素早く入れるような
書き方になっています。プロの演奏でも、こっちが多いようです。
29小節目からの部分は、子供の頃の弾き方だと「ドレドシドレ」となり、
左の音ひとつに装飾音をふたつずつ入れる感じになります。
原典版、プロの弾き方だと、左のひとつ目に「レドシド」と入れ、三連符の
最後の音の直後に「レ」が入る感じになります。
演奏してみましたので、お聴き比べになり参考になさってください。
36小節からの部分も同じようになるわけですが・・・。
「レミレドレ」と五連符にするか、素早く「ミレドレ〜」と入れるか
になりますね。
こちらも演奏してみたので、お聴き比べ下さい。
装飾音の付く音符は、強調するという意味もあるので、それから
考えると原典版の弾き方が好ましいのかもしれませんが、絶対!では
ないので、受験やコンクールで演奏するのでなければ、お好みの方法
弾きやすい方法で楽しむのがいいかと思います。