これは、ふーさんがイグちゃんとお友達のまあちゃんのために書いたおはなしで
す。小学1年生向けなので、ひらがなばかりです。読みにくいかもしれませんが
今後、連載予定なのでぜひご愛読くださいね。

イグちゃんのぼうけん    1

 イグちゃんは、ふーさんのおうちにすんでいるグリーンイグアナのおんなのこです。チクワとモモというふたりのいもうととグリというおとうとの4ひききょうだいで、まいにちたのしくくらしています。
 ふーさんはピアノのせんせいをしているおんなのひとで、にゃあさんというおとこのひともいっしょにくらしていますが、いつもごはんをくれたり、ひなたぼっこをさせてくれるのはふーさんなので、イグちゃんはふーさんがだいすきなのです。
 きょうは、にちようびでふーさんもきげんがよく、ごはんもごうかばんのかぼちゃたくさんサラダなので、イグちゃんはとてもうれしくてげんきいっぱいになって、「ねえ、そのきでわたしはあそびたいのーどいて、どいて!」って、ついついチクワとけんかをはじめてしまいました。いぐあなはきにのぼったり、きのあいだにもぐったり、きにあたまをのせておひるねするのがだいすきなのです。「どいてっていっても、わたしだってこのきがすきなの。いやーだよ。」って、チクワもまけていません。とうとうくびのふりあいがはじまりました。いぐあなはおこると、くびをふるんです。

イグちゃんのぼうけん    2

 ふーさんは、てんきのいいにちようなのできもちよくソファーにねころんで、コーヒーをのみながらほんをよんでいましたが、イグちゃんとチクワちゃんがけんかをはじめたので、「こらこら、なかよくしなきゃだめじゃない。」といいながらおきあがりました。「ほらー、グリとモモはなかよくごはんをたべているわよ。どうしてイグはすぐチクワにからむのよー。まったく!!そんなにくびをふってたら、のうみそがグチャグチャになっておバカになるわよ!!」とイグちゃんをだっこしながらいいました。チクワちゃんはイグちゃんがつれていかれたのでホッとして、おいしそうにかぼちゃたくさんサラダをたべはじめました。
 ふーさんはテレビをみているにゃあさんのところへ、イグちゃんをつれていきました。「おいおい、またけんかしてふーさんにおこられたな、イグ。おまえはながいあいだひとりっこだったから、わがままのきかんぼうだもんなあ。」といいながら、イグちゃんのしっぽをかるくひっぱりました。いぐあなはしっぽがじゃくてんなので、さわられるのはきらいです。イグちゃんは、「いやだーしっぽさわらないでよー。だってあのきがほしかっただけなのにー。もう!ふーさんもにゃあさんもきらいだー。」といいながら、ふーさんのうでをひっかいてトットコにげだしました。いぐあなのつめはとんがっているので、ひっかかれるとけっこういたいのです。

 チクワ   


    

  つづき