2月28日(土)曇り時々晴れ

 カワイの音楽コンクールが終わった。いつも落ち着いて弾く年長さんのHちゃんは、丁寧に綺麗に弾いてくれたし、昨日の最終レッスンでは、どうしても焦ってしまって曲がグチャグチャに崩れ、心配していた小1のKちゃんも、ステージでは堂々と澄んだスタカートの音を響かせてくれた。他の生徒さん達も、元気に楽しく弾く子、上がってしまってミスしてしまう子、見事なテクニックを見せてくれる子・・・小学校6年生までのコースなのだが、小さい子達もよく頑張っているなぁ、と感じた。Hちゃん、Kちゃんは、最年少だったようだけれど、物怖じしないでよく弾いてくれたと思う。残念ながら、結果は選外だったけれど、また、次の機会を目指してもらいたいと思う。

 発表会も、いよいよ3週間後に迫った。まだ、暗譜が出来ていない子も数人居るし、先日、気晴らしに作ってみた「夜空ノムコウ」のプログラムが良くできたので、急遽、発表会の演目に加えることにしたり、他にもエレクトーンの曲は、レジストやリズムを凝ることにしたので、ますます、慌ただしい。昼間は自分のピアノの練習をし、生徒達のレッスンが終わった後は、深夜までエレクトーンと格闘の日々が続いている。来週あたりからは、あまりにも発表会の曲が出来ていない生徒は、補講をしなければならないだろうから、エレクトーンのプログラムの方は、明日中には仕上げたいものだ。
 早めに曲が仕上がった子達は、油断からか、暗譜をふと忘れてしまったり、曲が崩れてくる子も居て、出来ている子達も安心は出来ない。今習っているレベルよりも、ちょっと難しめの曲を選んだ小1のNちゃんや小3のAちゃん、小5のSちゃんなどは、ちょうど譜読みが終わり、暗譜が出来つつある状態なので、たぶん発表会にはベストの状態で望めそう。毎年のことだけれど、早く出来すぎても崩れが怖いし、小さい子は曲に飽きてしまうこともあるし、もちろん当日までに弾けてないのも問題だし・・・ちょうど発表会の日にベストの状態に持っていくのは、なかなか難しいものだ。

 23日の自分のレッスンでは、ベートーベンのソナタは終わり、バッハはもう少し弾き込むことになり、次回は「黒鍵」の総仕上げを・・・ということになった。譜読みの終わったバッハを、テーマや歌わせ方を考えながら弾き込むのは楽しいけれど、「黒鍵」は、ステージで弾かねばならないというプレッシャーが先に立って、楽しむ余裕がない。仕上げのテンポも決めたし、暗譜も出来ているのだが、弾いても弾いても心配が募る。特に、毎日、一番初めに弾く時に、気持ちは慌てるのに指は回らないことが多く、苦しんでいる。「お悩み相談」コーナーに、この私の悩みと全く同じ悩みが寄せられた。お答えしたように、私も落ち着いてプレッシャーを跳ね返せるように努力したいものだ。

最近の練習メニュー
 ハノン、バッハ 平均律第1集9番
 ショパンエチュード「黒鍵」
 アンサンブルの「ワルツィング・キャット」と「夢のあとに」
 エレクトーンで「夜空ノムコウ」の伴奏など。