1997年3月21日(金)曇り

 電話というものは、いつも突然かかってくるものだけど、その電話は特に突然で衝撃的だった。
 2月から、よく熱を出してはお休みしがちだったKちゃん、15日のリハーサルには元気な顔を見せてくれて、連弾もアンサンブルもバッチリだったのが、昨日のレッスンもまた微熱があるので、本番に備えて大事をとって休む、とのことだったので心配していたが、夜になって腹痛が激しくなり、病院に行ったら、急性盲腸炎・・・。午後2時頃にかかってきたその電話は、今から手術なんです、というKちゃんのお母さまからの電話だったのだ。

 もう2日前なので、連弾の相手に代役を立てるのも無理があるし、私が弾くしかないなと、相手のSちゃんに電話して、夕方、Sちゃんのお姉ちゃんもレッスンに来ることになっていたので、一緒に来てもらい練習することにした。
 Sちゃんのお姉ちゃんは、この春、高校生になるしっかりした子だ。もちろん、ピアノもよくがんばっている。夕方、Sちゃんと一緒に来たお姉ちゃんが、「私に弾けそうだったら、がんばってみようかな、Sちゃんも先生と弾くのが、恥ずかしいらしいから。」と言ってくれた。明日の夕方、もう1度レッスン時間をとることにして、楽譜を渡したけれど、弾けるようになるかしら・・・。ギリギリまで落ち着かないことだなぁ。

 それにしても、一生懸命練習して、がんばっていたKちゃん。せっかくの発表会に出られないなんて、残念だったよね。来年の発表会には、ソロも連弾も両方、弾くことにしようね。

最近の練習メニュー
 ブラームス「ハンガリー舞曲第2番」とシューベルト「鱒」