1996年11月5日(火)曇り後雨

 幼稚園の年中さんのMちゃんはお稽古を始めて半年、年長さんのNちゃんは10ヶ月の仲良し姉妹。Mちゃんは、来週からバイエルに入り、Nちゃんはバイエル15番あたりを弾いている。

 連休に唐津くんちへ行って来たと言って、Nちゃんは唐津くんちの歌を元気よく歌ってくれた。・・・ところがMちゃんは、目がウルウルしていて様子がおかしい。「どうしたの?」と聞くと、「あのね、Mちゃんはね、お母さんに怒られたの。言うこと聞かないから・・・」と得意げにNちゃんが言う。あーあ、またMちゃんの目がウルウル・・まずいなぁ・・・いつもは、Nちゃんのレッスン中は、Mちゃんはドリルやお絵かきをして待たせているが、さすがに今日はドリルをやる気が出ない様子・・そこで、「ヘッドフォンをつけて、電子オルガンで練習する?」と聞くと、パッと顔が明るくなった。よかった、よかった。Nちゃんのレッスンが終わる頃には、すっかり機嫌の良くなったMちゃん、ちゃんとピアノも弾いてくれた。

 小さい子供の場合、その日の機嫌によってレッスンがうまくいったりいかなかったりすることは多い。以前、「今日はピアノを弾く気分じゃない。」と言って、全然弾かずに帰った子もいたなぁ。確かに、気分が乗らなくて弾きたくないのはわかるけども、週に1度のレッスン日なので、ふー先生としてはとても困ってしまう。
 小さい子供のお母さん方、レッスンの前には、なるべくお子さんを叱ったりしないでね。・・・レッスンの前におうちでお稽古させていて、怒りたくなるお母さんの気持ちはわかるけど・・・

今日の練習メニュー
   スケール、ブラームスのハンガリー舞曲2番、シューベルトの鱒