1997年1月9日(木)曇り

 今年、最初に来た生徒は、今月から、おけいこを始める幼稚園年中さんのYちゃん、発表会に関係ないので、何となくいい雰囲気でのレッスン始めになった。今日は、まったく初めての日なので、鍵盤のドの位置を覚えて、ドレミまでの音符を書いたり、丸い指をつくる練習や、リズムうちなど。Yちゃんは、人なつこい感じで、すぐに打ち解けていろんな事が出来た楽しいレッスンになった。お母さんも、ついて見えていたが、おうちでの練習も子供に任せたいとのことだったので、宿題は少な目にYちゃんが自分で出来そうな範囲にしておく。
 お母さんは、子供の練習に関わりませんと初回のレッスンで、はっきりおっしゃってくださるお母さんは、とても助かる。でないと、小さい子に教える場合、お母さんの協力を当てにしてしまうので。もちろん、協力がある方が、上達が早いことも多いけれど、うまくいかない場合には、子供がやる気をなくす場合もある。どちらがより良いのかは、ご家庭の雰囲気にもよるし、一概には言えない。ただ、お母さんの考え方が、はっきりしている方が、こちらはやりやすいということだ。

 Yちゃんの場合、年中さんでも文字も読めるし、理解力もあり、お母さんが勧めたわけではなく、自分から進んで、ピアノを習いたいと言ったらしいので、大丈夫そうだ。
ちなみに、私自身、母に勧められたのではなく、お願いしてレッスンを始めたものだった。そのわりには、決して子供の頃は熱心な生徒でもなかったけれど・・・(おっと、生徒にこれを読まれるとまずいかな?)。
 Yちゃんのあとに来た小学生達も、まぁまぁ、練習していた様子で、まずは、なごやかなレッスン始めの日だった。

今日の練習メニュー
 バッハ パルティータ第1番
 シューベルト 「鱒」  ブラームス ハンガリー舞曲第2番