1月10日(月)  曇りのち晴れ

 2000年も無事に明けて、年末年始の里帰り後、福岡で残り4日の冬休みを過ごし、7日から今年のレッスンが始まった。ハッピーマンデーということで、今日はレッスンはお休みだが、明日からの生徒達にも会うのが楽しみ。

 今年のお稽古はじめは、小1のMちゃん。「今年もよろしくお願いします!」と元気よくやってきたMちゃんは、先日の発表会がはじめての経験だったが、練習では苦労もあったものの本番ではうまく弾けて、すっかり自信もついて、お母様も「親子共々、いい経験ができてよかったです。Mちゃんにはいい思い出が増えました。」と喜んでいらっしゃった。こういう声を聞くと、私もやる気が出てくる。冬休みは、ゆっくり里帰りをしてきたとかで、練習が出来ない日も多かったらしいが、宿題は一通りこなしていて、順調な滑り出しになったMちゃんのレッスンだった。
 いつもはのんびりペースの小4のRちゃんも、グレード受験を控えているので、さすがによく練習してきたようだった。試験の曲は、弾き慣れて雑になってきたのか、指が滑ったり、おうちのピアノが電子ピアノのためか、指が上滑りしてなめらかさが出なくなっていたので、しっかり鍛えられる初お稽古になったけど。小1のNちゃんも、おうちのピアノが電子ピアノ。久しぶりに弾くグランドピアノで、思うように音が出なくて苦労していた。バイエルも後半に入ろうとしているあたりなので、春以降にピアノの買い換えを考えていると、お母様がおっしゃっていた。
 うちへ通ってくる子供達は、転勤のある家庭の子が多かったり、集合住宅に住む子が多いためもあって、おうちのピアノは電子ピアノという子が多い。お稽古をはじめて楽器を買う場合にご相談があれば、「やっぱり生ピアノが一番いいです。バイエルの中盤以降になると、特にタッチの違いから指の筋肉の発達に差が出てくるし、何よりお子さまが弾きにくくなってくるはずなので。」とアドバイスはしているが、この数年の間に、電子ピアノ所有生徒の数がグッと増えてきたように感じる。お引っ越しがあるかもしれないこと、住宅事情で好きな時間に練習が出来ないと困ること、置き場所の問題、果たして子供がいつまで続けるかわからないことなどを理由に電子ピアノを購入されるようだ。最近はかなりいい電子ピアノも出てきてはいるようだし、それぞれの事情で電子ピアノになるのは仕方ないことかもしれないが・・・ある程度、頑張って練習している生徒だと買い換えるところもあるようだが、一度楽器を買うとなかなか買い換えしないのが普通。私の立場から言えば、お稽古はじめからいい楽器で練習した方が子供本人が楽だし、上手になるのも早いのにな・・・。

 私のお稽古はじめは、今月は25日の予定。練習は、4日頃からはじめているが、発表会後のホッとした気分が年明けになって押し寄せてきたのか、冬休み中は、風邪をひいたりしていてほとんど練習できないまま過ぎた。数日おきにきちんとハノンから練習することもあるが、ほとんどは好きな曲をあれこれパラパラ弾いていることが多かった。発表会で弾いたポロネーズは、最近弾くとすっかり力が抜けて楽に綺麗に弾ける。発表会前にあんなに練習していた頃は、ガチガチに堅くなるので苦労していたのに・・・演奏には精神状態も反映されるのだなぁ、と改めて思った。
 今日は、朝から久しぶりにツィマーマン・ピアノリサイタルのLDを見て刺激を受けて、午後、お買い物から帰ったあとに夕方まで真面目に練習した。このとこのお気に入りのショパンエチュード「黒鍵」「革命」の復習。「革命」はかなり思い出して流れがスムーズになってきたが、「黒鍵」は苦労している。やっぱり弾き続けていないとダメだなぁ、ということで、ポロネーズはちゃんと弾き続けている。バラード第3 番も少しテンポが出てきて乗れるようになったし、弾きはじめると愉しくて2時間くらいがすぐに過ぎる。さぁ、明日からも頑張ろう!!

最近の(一応(^_^;))練習メニュー  
 ハノン・チェルニー30番(毎日1曲)
 クラマー・ビューロー43番  
 バッハ 平均律第1巻 第1番
 ショパン バラード第3番 エチュード「革命」「黒鍵」ポロネーズ第1番


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