6月26日(土) 雨

 一日よく降る雨だ。今週は、週の初めは晴れたのだが、火曜の夕方からずっと雨、ちょっと曇ったかなと思うと、またシトシトと・・・。今日は、特に朝からずっと時折激しく降っている。雨の日は、子供達がレッスンに来るのに、傘をさして見通しが悪くて事故に遭わないか、足下が悪くて転ばないか、と心配だ。帰りには、必ず、周りに気をつけてゆっくり帰ってね、と声をかける。
 小1のNちゃんは、このお天気にもかかわらず元気よくやってきて、今日は話したいことがある様子。6月初めから長期出張でお留守だったお父さんが、今日帰ってくるのでドキドキしているのだそうだ。練習の方は、テクニックは場所を間違えていたし、バイエルは八分音符のリズムがつかめていなくて、いまいちだったけど、今度は頑張ろうね!  小4のY君は、雨でソフトボールの練習がないのが残念らしい。雨でも重いバットで素振りの練習をするので肩が痛い〜と言いながら、ブルグミュラーを弾いてくれたが、慌てて弾くためにあちこちでつかえてしまう。左の和音を早めに準備しながら、右のスラーが途切れないように弾ける早さにして、強弱も付けて欲しいなぁ・・・と言うと、面倒くさそうな顔・・・早くソフトボールの大会が終わって欲しいものだ。
 グレード受験の準備をしている小3のKちゃんは、装飾音符がうまく弾けなくてため息気味・・・今週は、特に学校でプールが始まったので、疲れてやる気が出ないなどとも言っていたが、試験まで後2週間、来週は努力してくれるかなぁ。小2のMちゃんの方は、試験曲を長く弾いているために、すっかり飽きて雑になっているし・・・。目標の演奏レベルに達するのも難しいが、仕上がった曲を集中して持続するのも、子供達にとっては難しいようだ。
 今月初めから入ってきたふたりの生徒は4回のおけいこを終えて、何となくお互いにペースがつかめてきたが、月半ばから来はじめた3人のうち、ひとりはバイエルだけどテクニックをしていなくて、ふたりはバイエルもテクニックもしてきていない。バイエルをやっている子は、まぁまぁのタッチで弾いているが、バイエルをやっていないふたりは指がしっかりしていない上に速いテンポで弾こうとするので、タッチが悪いしミスも多い。お母さまと相談して、ゆっくり弾くことをお約束にしてバーナムテクニックの本を追加することになった。特に、これまで曲ばかり弾いてきたという小2のYちゃんは、ちょうどポジション移動に入るところだったようで苦労している様子。確かにテクニックの練習は退屈かもしれないし、子供の小さい手をきちんとタッチできる指に指導していくのは、大変苦労する。指の形や強さに個人差があるので、どの程度までを要求するか悩むところだが、ちゃんとした弾き方を教えてあげれば、小さい子供でも気をつけるうちに、かなりいいタッチが出来るようになる。小さいから仕方ない、とテクニック指導をしないまま(指使いも含めて)、本が進むと楽譜がややこしくなってから指番号やタッチにも気をつけて!と言われても、悪い癖をとるのは至難の業なのだ。おけいこのし始めから、テクニックの練習もするのが当たり前になっていれば、子供は退屈だとは感じない。Yちゃん達も、ゆっくり指を観察しながら弾く練習に慣れて、弾きやすい指になっていってくれるといいなぁ。

 自分の練習は、新しい生徒達のために時間的にも精神的にも忙しくなって、思うようにははかどらないが、ショパンのポロネーズは譜読みしてみたら、わりと弾きやすそうで綺麗な曲なので気に入ってきた。「ワルトシュタイン」の仕上げの方が苦労しそう・・・全曲を通すとそれだけでくたびれるので、部分的に分けて練習したりしているが、最後に通して弾くとやっぱり思うように弾けなくて・・・はぁ〜。バッハのクーラントは、初めのうち付点音符が弾きにくかったが、曲がわかってきたら面白くなってきた。ただ、私の楽譜には指使いが書いてないので、最適な指使いを発見するのに苦労している。エチュードは、うちでは弾けるんだよね、という感じで(^^;; 長く弾いているので雑にならないようにゆっくりの練習を欠かさずやっている・・・というところ。
 今夜は、イグぴょんチャットで久しぶりのネット飲み会があるので、思い切り楽しんで、今週の疲れを吹き飛ばして、また忙しくなる来週に備えよう。(^o^)

最近の練習メニュー  
 ハノン・チェルニー30番(毎日1曲)
 クラマー・ビューロー41番  
 バッハ パルティータ第3番おもにクーラント
 ベートーベン ソナタ第21番「ワルトシュタイン」第1楽章
 ショパン ポロネーズ第1番