6月最後の今日は、朝からどんよりしてるな〜と思ったら、ほどなく雨が降り出した。風が弱いのでお洗濯物はベランダに出したまま、雨音と先日届いてゆっくり聴く暇がないよ〜だったルイサダさん「ラインの歌〜ビゼー&フォーレピアノ作品集」を贅沢なBGMにしながら書いている。 1997〜98のレッスン日記に何度も登場しているKちゃん、この春、無事に優秀な成績で音大を卒業し、昨日行われた‘西日本出身新人紹介演奏会’に出演するとのことで、招待状を送ってくれ電話もくれた。つい最近、偶然、このHPを見つけて自分のことが書かれたレッスン日記も読んだらしく「先生があそこまで私のことを心配してくれてたなんて、感激でした・・・。」と言っていた。その時々の様子や気持ちを書きつづっているこの日記、過去の物を読むと自分で書いていながら照れてしまったり、当時の情景をまざまざと思い出したり、どっぷりと想い出に浸ってしまうこともあるが、話題にした本人にそれも時間が経って読まれると何だか気恥ずかしいかも。 ピアノが大好きでいい感性を持っているKちゃん、地道な練習をしてくれるようになればさらに伸びるだろうと楽しみにしつつ、どんな大学生活を送っているかな〜とたまに心配していた・・・卒業演奏会に出演するとの知らせももらったが、遠方の音大で発表会直前でスケジュール調整がつかず、残念ながら聴きに行けなかったのだけど、昨日の演奏会で素晴らしい演奏を聴くことが出来て、彼女の成長ぶりに感動し、かけがえのないプレゼントをもらった気持ちになった。曲はバルトーク、ミクロコスモス第6巻より4曲、白い清楚なドレスに包まれて繊細で微妙な音色を絶妙に弾き分けていたKちゃんは、舞台の上では堂々として大きく見えたけど、演奏後、ロビーで出会うと、まるで親指姫のように相変わらず小柄で愛らしい。演奏を終えてホッとしているKちゃんとピアノ教師として活躍中のお姉ちゃんNちゃん(彼女も演奏会に招待してくれているので、これまでの日記に登場しているはず)、お母さまとも久しぶりだったので、しばらく歓談・・・Nちゃんはピアノ教師1年目に出会った生徒で優等生だったのでレッスンで苦労した記憶はあまりないのだが、Kちゃんの想い出になると叱った想い出ばかりのような気がして(^^ゞ・・・どちらにしてもふたりとのレッスン、その後の成長ぶりは、私にとって大きなよろこび。心からありがとう、そしてこれからの活躍を期待している☆
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