その後、日々は忙しく慌ただしく過ぎ・・・講師演奏の練習や打ち合わせ、電話やメールの連絡、リハーサル準備のお手紙書きなど、普段はない仕事も確かにあるが、レッスン時間そのものは変わりないはずなのにバタバタしてしまうのは、多分に精神的なものなのだろうけど・・・湯山昭さんのレクチャーコンサートレポも忘れないうちに書きたい、レッスンでの面白話も書きたいと思いながら果たせず・・・。ともあれ、今夜は書けることだけ書こう!(^^ゞ
このレッスン日記をお読み下さった方から、ご感想や激励、ご質問などのメールを頂くこともあり、書き続ける励みにもなり、いつも感謝している。「お菓子の世界」のことで以前にもやり取りのあったFさん、先日の湯山昭さんのレクチャーコンサートに行かれていたというメールを下さった。Fさんのお子さんも春の発表会で「お菓子の世界」の曲を弾くそうだ。その時は何も知らずに、同じ会場で同じ音を聴いていたというのは、何とも不思議な感じ。第二回目では第一回目と重複する話もあったが、それぞれの曲について湯山さんが希望する表現についてのこと以外で、今回特に印象に残った湯山さんの言葉は、「指導者は妥協すべきじゃない」、気になったら気になった時すぐに間違いをなおしてあげないと、生徒は勘違いしたまま、時間が経つとなおしにくくなるというようなことなのだが・・・日々のレッスン、私もそう思って事細かにうるさく言うことが多いのだけど、言い過ぎてるんじゃないか、生徒がうんざりしてるんじゃないか、と気にもなっていたので、やはり妥協しなくてよいのだわ、と再確認して安心した。他には、指導者は大げさな感情表現を心がけて、生徒に演奏上の表現を促すように、というのも、大きく同感!妥協しないことも感情表現も、もちろんやり方にはその場その場で工夫が必要だろうが、音符を正確に並べるだけではなく、音楽になるように、そのために基礎的なテクニックも必要になるわけで、それを色んなタイプの生徒達に伝えていく上手い方法、色んな面で、まだまだ学ぶべきことがたくさんあるな〜と感じた。
発表会へ向けてのレッスンは、リハーサルの予告をしはじめてから、子ども達も必死になってきたようで、心配な子は減ってきた。リズムに悩んでいた小3Kちゃんは山を越え、小1Nちゃんも譜読みを克服、高1Mちゃんもかなり曲らしく弾けるようになり、表情も明るくなってきてホントによかった!受験生中3Mちゃんは、体調を崩してお休みがあったり、ギリギリまでハラハラすることになりそうだが、本人は明るい雰囲気で助かっている。一通り弾けているのだけど、さらに素敵に出来るはずの子達も多いので、これから本番まで気を抜かず妥協せず進めたい。 自分のレッスンも来週に迫っているが、発表会関連の曲を優先しがちで、ショパン「スケルツォ第2番」は思うように弾き込めず、バッハ平均律の新曲を持っていくのはやはり難しそう。エチュードだけでもまともになるよう残り時間、やれるだけのことはやるぞ!!
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