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レッスン日記

2003年2月


慌ただしくてすみません〜

02月27日 (木) [ 晴れ時々曇り ]


 その後、日々は忙しく慌ただしく過ぎ・・・講師演奏の練習や打ち合わせ、電話やメールの連絡、リハーサル準備のお手紙書きなど、普段はない仕事も確かにあるが、レッスン時間そのものは変わりないはずなのにバタバタしてしまうのは、多分に精神的なものなのだろうけど・・・湯山昭さんのレクチャーコンサートレポも忘れないうちに書きたい、レッスンでの面白話も書きたいと思いながら果たせず・・・。ともあれ、今夜は書けることだけ書こう!(^^ゞ

 このレッスン日記をお読み下さった方から、ご感想や激励、ご質問などのメールを頂くこともあり、書き続ける励みにもなり、いつも感謝している。「お菓子の世界」のことで以前にもやり取りのあったFさん、先日の湯山昭さんのレクチャーコンサートに行かれていたというメールを下さった。Fさんのお子さんも春の発表会で「お菓子の世界」の曲を弾くそうだ。その時は何も知らずに、同じ会場で同じ音を聴いていたというのは、何とも不思議な感じ。第二回目では第一回目と重複する話もあったが、それぞれの曲について湯山さんが希望する表現についてのこと以外で、今回特に印象に残った湯山さんの言葉は、「指導者は妥協すべきじゃない」、気になったら気になった時すぐに間違いをなおしてあげないと、生徒は勘違いしたまま、時間が経つとなおしにくくなるというようなことなのだが・・・日々のレッスン、私もそう思って事細かにうるさく言うことが多いのだけど、言い過ぎてるんじゃないか、生徒がうんざりしてるんじゃないか、と気にもなっていたので、やはり妥協しなくてよいのだわ、と再確認して安心した。他には、指導者は大げさな感情表現を心がけて、生徒に演奏上の表現を促すように、というのも、大きく同感!妥協しないことも感情表現も、もちろんやり方にはその場その場で工夫が必要だろうが、音符を正確に並べるだけではなく、音楽になるように、そのために基礎的なテクニックも必要になるわけで、それを色んなタイプの生徒達に伝えていく上手い方法、色んな面で、まだまだ学ぶべきことがたくさんあるな〜と感じた。

 発表会へ向けてのレッスンは、リハーサルの予告をしはじめてから、子ども達も必死になってきたようで、心配な子は減ってきた。リズムに悩んでいた小3Kちゃんは山を越え、小1Nちゃんも譜読みを克服、高1Mちゃんもかなり曲らしく弾けるようになり、表情も明るくなってきてホントによかった!受験生中3Mちゃんは、体調を崩してお休みがあったり、ギリギリまでハラハラすることになりそうだが、本人は明るい雰囲気で助かっている。一通り弾けているのだけど、さらに素敵に出来るはずの子達も多いので、これから本番まで気を抜かず妥協せず進めたい。
 自分のレッスンも来週に迫っているが、発表会関連の曲を優先しがちで、ショパン「スケルツォ第2番」は思うように弾き込めず、バッハ平均律の新曲を持っていくのはやはり難しそう。エチュードだけでもまともになるよう残り時間、やれるだけのことはやるぞ!!

コンクールを終えて

02月18日 (火) [ 曇りのち晴れ ]


 16日、コンクールが終わった。今回、ふたりのSちゃんが参加したのは、カワイ主催の音楽コンクールピアノ部門Bコース、小学校6年生までが参加可能、演奏曲は4分以内の自由曲、湯山昭「お菓子の世界」から小2Sちゃんは『柿の種』、小3Sちゃんは『ボンボン』を演奏した。以前にも書いたように、ふたりとも申し込み締め切り間際になって急に参加を決めた感じで、曲は発表会用に選曲したものだった。
 朝一番の集合グループで、あいにくの雨の中、会場に着くと、すでにSちゃん達は受付を済ませ、あまり緊張している風でもなく・・・今日はともかく楽しく思いきり弾いてね!と激励、他のお子さん達の演奏を聴きながらも、ふたりの演奏順が近くなると私の方が緊張・・・本人が納得する演奏を出来るように、これまでの頑張りの結果がいい方に出るように祈る気持ちだった。ふたりの演奏は、完璧・・・とはいかなかったが、私にするとあれだけ弾ければ上等!!という感じ、完璧にいかなかった部分は、やはり取りかかりが遅かったのと、あくまでも発表会用の選曲であったこともあっただろう。第一グループの演奏が終わり、本人達に聞くと、緊張した〜、慌てちゃった〜、うまくいかなかったところが悔しいからもう一度弾きたい、等と言っていた。同じグループ内に、とても上手でこれは入賞間違いなし!という演奏もあり、Sちゃん達の結果は、後のグループ、高学年の演奏者の出来しだいで微妙かな・・・と感じた。
 コンクールをずっと聴きたくもあったが、たまたま午後に、湯山昭「お菓子の世界」レクチャーコンサートの第2回目があるというので、行く予定になっていて、コンクールの講評がある17:30には、また会場に戻ることをSちゃん達に約束して、場所移動・・・幸い雨もあがって、そそくさとお昼を済ませて、レクチャーコンサート会場へ向かった。湯山昭さんのレクチャーは秋とは違う曲目で、また、いい勉強が出来た。
 コンクール会場に戻るバス、デモ行進の影響で、普通なら十数分で移動できるはずなのに、1時間近くもかかってくたびれてしまった。街中のコンクール会場だったので、時間に余裕があれば少しぶらつきたかったのだが、珈琲を飲んで、本屋さんで欲しかった『戦場のピアニスト』をGETするのがやっと・・・本屋さんで小2Sちゃんとお母さま、会場入り口でお父さまと弟さんに出会い、Sちゃんもよく弾いてくれたけど他のお子さんも上手な子がたくさんいたかもしれないし、結果がどうでも今日まで頑張ってきてくれたことがうれしいという私の気持ちを伝えて、会場に入った。落ち着かない気分で、結果発表までの時間、本でも読もうか・・・と開きかけたら、小3Sちゃんとお母さまが来られ、家の近所では見つからなかったボンボンがありました!と私にも一袋下さって、湯山さんのレクチャーでも『ボンボン』が取り上げられてて、湯山さんがボソッと「僕は好きなんだよね〜、ウィスキーボンボン!」っておっしゃった話をして、しばしの和やかムード。半日、街で時間を潰すのに疲れた様子もあったSちゃんだったけど、結果を気にすると言うよりは終わってホッとしてる感じだった。時間的にも遅くなるし、発表、講評後はそのまま解散しましょうね、ということにして、それぞれの席に・・・。
 審査の先生からの講評は、ステージマナーに関することや曲作りについての大まかなご注意、いい演奏が多くて、結果は僅差だと言うことなど、そして発表・・・残念ながら、Sちゃん達は選に漏れた。プログラムをチェックしたが、やはり高学年に選ばれている子が多く、仕方なかったかな〜、なのだけど、本人達はガッカリしているかも・・・と気にしながら、バスの時間に急かされて会場を出た。
 大忙しのハードスケジュールの一日だったが、ふたりのSちゃんの健闘が何よりうれしかったし、湯山さんのレクチャーもいい時間を過ごせて、帰り着いたら姪っ子達からの手書きの手紙も来て、心に残る誕生日を過ごせた。
 翌日の小2Sちゃんのレッスン、お母さまも来られて、結果発表後メロメロに泣いたSちゃんの話を聞き、来年も頑張ってみる?と尋ねると、うん!というSちゃんの返事、今後が楽しみだ。普通のレッスンも、もちろんひとりひとり毎回毎回、一生懸命ではあるが、コンクールという特殊な状況、緻密な曲作り仕上げのレッスンは、私にとっても大変勉強になったし楽しませても頂いた。改めて、ふたりのSちゃんに感謝☆

 コンクールが終わって、ホッとする間もなく、発表会準備のお手紙作りで月曜朝からバタバタ・・・昨日も今日も、それぞれの子達の発表会曲の仕上げに腐心して・・・今になって、出演しないと言い出す生徒が出てきたり、発表会まででピアノを辞めたいという生徒が出てきたり、一難去ってまた一難・・・どうなることやら〜だけれど、私に出来る最良の方法をいつも考えながら、進んでいきたい。

お誕生日♪

02月15日 (土) [ 曇り ]


 先日のレッスンで、小4Eちゃんが今週末はおじいちゃんちへ行くんだ!とウキウキしてる様子、Eちゃんと同じ誕生日の私、何となくピーン!と来て、お誕生日のプレゼントもらいに行くの?と尋ねると大当たり。先生もEちゃんと同じ誕生日だよ、Eちゃんはいくつになるの?の問いに10歳!とうれしそうに答えるEちゃん、先生は?と尋ね返され・・・先生は永遠に二十歳だよ、と答えると・・・先生、嘘言ってられるのも今のうちだよ!・・・一瞬、やられた!と思ったけど、ん?じゃあ、今は二十歳で通るのかな?と図々しいことを思う私でした。(笑)
 昨日のヴァレンタインには、小4Sちゃんから手作りチョコをプレゼントされ、とってもうれしかった。子ども達に話を聞くと、女の子の友達同士でチョコ交換をする友チョコが主流で、男の子にあげる話はほとんど出ないけど・・・秘密にしてるだけかなぁ〜。

 ハードスケジュールの日々前半は、体調もよく気力も充実して、それでも疲れのせいか寝坊して焦る日もあったけど(^^ゞ、全体的にはいい感じで過ごせた。中2Mちゃんのお守りに感謝!レッスンの状態も、まだ発表会曲の仕上がりに目処のつかない子達も少しいるけど、祝日レッスンの11日もお休みなし、低学年の子達は暗譜は出来てテンポ調整をしてる状態の子が多く、小6Kちゃんもほぼ暗譜できてきたし、小3Kちゃんもリズムが掴めてどうにかなりそう、年長Hちゃんも両手で最後まで弾けて、グレード準備の小3Mちゃんがいい感じになって、小2Aちゃんも組曲全曲いけそうだし・・・来週再来週で譜読みに苦戦中の数人をどうにかして、来月8日と15日のリハーサルに間に合わせたい。
 そして、いよいよ明日に迫ったコンクール、補講もあって本人達も大変だったと思うが、お母様方もよく協力して下さって、予想以上に力がついた感じのふたりのSちゃん。つい先ほど、最終レッスンを終えたところだが、申し込み時は経験になればいいね、という気楽な感じだったのが、細かな曲作りにふたりともよく付いてきてくれて、入賞は無理でもいい状態で演奏できれば、もしかしたら入選も夢じゃない感じになり、私も欲が出てさらに高度な要求をしてきた。はじめの頃は涙もあったし、ため息もあったし、最近は細かいテクニックに苦労もあったけど、ふたりにとって明日が最高のいい演奏になるように☆ ・・・明日が誕生日の私、ついつい先生にいい演奏をプレゼントして欲しいな、って図々しい要求(^^ゞ、ニコッとしてくれたふたりのSちゃん達だったが・・・本音は結果はどうでもココまで頑張ったふたりに既に大きなプレゼントをもらってる気分の私かも。(^^)V

 レッスンもすし詰め状態、講師演奏アンサンブルや他にも出かける用事が多く、自分の練習時間がゆっくりない日々が続き、弾けなくてイライラ落ち着かない感じの今週、来週はもう少し落ち着けるはずだけど・・・先日、先生からお電話で3/10日のレッスン予定が5日に変更になり、ますます焦りそう・・・落ち着いて落ち着いて!と自分に言い聞かせて、せめてせっかくの好体調を維持したい。とりあえず、今日の午後は明日に備えてゴロゴロしよう〜。(^^ゞ

小春日和

02月09日 (日) [ 晴れ ]


 昨日の雨が嘘のよう、まるで春のよう暖かく穏やかな気候になり、明日から16日のコンクールを挟んで2週間、休日なしのスケジュールを前に、ゆっくり家事をしてイグ達と遊び、買い物がてらのお散歩に出かけ、実家の母と久しぶりに電話で話し、ピアノとエレクトーンもサクッと少し練習して・・・という日曜日を過ごした。体力気力の衰えを感じるこの頃、明日からのハードスケジュールをどこまで元気にこなせるか不安もあるけど、いい感じの日曜日を過ごし現在はやる気満々だし、先日、修学旅行帰りの中学生がおみやげにくれた清水寺のお守りが、暖かく見守ってくれるかな。
 週後半にはインフルエンザから復活した小3Sちゃんはじめ他の子もみな元気で、私立高校受験の中3生徒達も無事に合格してホッとした。
 発表会の曲が最後までスラスラ弾けていない年長Hちゃんのお母様から、心配ですメールが入り、お母様がレッスンに付いてくるのを嫌がるHちゃんで困ったな〜と思っていたら、たまたま楽譜の忘れ物があり、お母様に届けていただいて発表会曲のレッスンもみていただけてラッキー・・・Hちゃんは(´。`)だったようだけど。小3Mちゃんは、一通り弾けているのだけどテンポの乱れがなかなか直らず、もうひとりのMちゃんはグレード曲と発表会曲両方で苦戦中、今月中に光を見いだせるようにしてあげたいが・・・。年長Aちゃんは似ているけどちょっと違うを楽譜上で見分けられるようになったのは進歩だけど、覚えてしまうまで心配かも。小2Aちゃんは、組曲の3曲目に苦戦中、4曲目まで仕上げるのは難しそう。小3Rちゃんは、発表会曲はメリハリをつければいい感じになりそうだけど、他の宿題はサボり気味、小3Kくんは最近始めたサッカーに夢中のようで、やはり発表会曲以外の物は停滞・・・その他、高学年、中学生高校生や社会人の生徒達は順調に発表会曲は仕上がりつつある。
 発表会の出場者も確定し、記念品の注文も終えたし、プログラムも1度目の校正をすることが出来たし、準備第一段階一段落、コンクールのことを別にすれば、レッスンも今日のお天気のように小春日和という感じかも。
 コンクール出場のふたりのSちゃん、これまでホントによく頑張ってきたし、当日、楽しく満足のいく演奏が出来るようにあと1週間、しっかりやってもらいたいな。私も持てる力を可能な限り注いであげられる補講とレッスンをしたい。

とうとうインフルエンザが・・・

02月05日 (水) [ 曇りのち雨 ]


 先週もバタバタと忙しく・・・発表会の打ち合わせ、プログラム原稿作りや記念品決め、講師演奏の合わせ練習もやって、コンクール生徒達の補講も大詰め、高校受験の中3生徒と修学旅行を控えて風邪気味の中2生徒がお休みした他は、みんな元気な先週だったのだけど・・・今週に入って、とうとうインフルエンザでお休みの生徒がふたり、週後半にも出てくるのではないかと心配。幸い、私は風邪には縁がなく、気温は低めでも温度差の少ない安定した感じが続いているため喘息も悪くならず助かっているが、毎日、レッスン後はよれよれ〜とくたびれてダウンしてることが多い。コンクール生徒の補講が入るといっても、そう過密スケジュールでもないのだけど・・・もともと体力がない上に歳のせいもあるかな〜、と情けなくなる。
 ギリギリまで心配した小2Aちゃんは、無事にグレード合格でホッとした。来月はふたり受験予定の子達がいるが、12級の方はそう心配もないけれど、11級はAちゃんと同じ感じでざっとは弾けているけど細かいところが・・・という感じで、発表会の曲仕上げもあるし、大変になりそう。
 大半の子達は最後まで譜読みを終えて、細かい部分の曲作りに入っている発表会の曲だけど、まだしっかり譜が読めてなくてあちこち引っかかりながら状態の子達も数人・・・譜読みが早い子は暗譜に苦労したり雑になったり、遅い子は覚えながら弾くことが多く暗譜の心配はないので、どっちが良いとも悪いとも言えないが・・・ギリギリにならないと燃えない子達のために来月初旬には早めのリハーサルをしようかな、と考えている。
 出場順のお知らせも来て、いよいよ!という感じのコンクール。補講ではコンクール曲のみを集中してレッスンするので、2〜3回のレッスンで、かなり力がついてきた感じがする小2Sちゃんと小3Sちゃん、先週末には顔合わせしてお互いの曲を披露し合った。ふたりとも気をつけるところが上手くできなかった時に、自分で気がつくようになってきた。小2Sちゃんは、今日も補講でしっかりきっちり頑張って、まだうまくいかないところもあるけど楽しそうに弾いていた。小3Sちゃんはインフルエンザで今日の補講には来れなかったが、まだ、もう少し日があるし、きっと納得のいく演奏が出来るように頑張ってくれるだろうと期待している。
 
 自分の練習、時間が作れる時にチマチマと積み上げてる感じだが、発表会で弾くものと宿題が別物でやるものが多く・・・この分だと来月のレッスンには新曲のバッハ平均律を持っていくのは無理かも・・・と弱気になりがちな夜のイグぴょんだった。(苦笑)

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