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レッスン日記

2002年9月


リフレッシュ♪

09月23日 (月) [ 曇りのち晴れ ]


 しばらく多忙な日々が続き、ゆっくり読書の時間も取れなかったのだが、この三連休はやっと完全にお休みになり、以前、Q&Aにご質問された方がご紹介して下さったセイモア・バーンスタイン『心で弾くピアノ』をのんびり読む時間が出来た。「音楽による自己発見」という副題の本書は、ピアニスト、作曲家、教師、作家であるバーンスタイン氏が‘練習の意味’‘修練’‘公開演奏の成果’について、ご自身の経験や周りの音楽家達のエピソードを交えながら、時にはユーモアのある文章でプロやプロを目指すピアニストのみならず、アマチュアとしてピアノを楽しむ人々、また教師にとっても参考になるところの多いだろう内容だった。細かいテクニック習得のための練習法、姿勢に関しても細かく触れられていて、読みながら指を動かしてみたり、腕を回したり、姿勢を正したり・・・暗譜の仕方についても興味深かったし、公開演奏であがることについて、これまでにプロでもあがるのだ、という話は何度も聞いたことがあったが、自分の眼でしっかり読むと、真剣に音楽に取り組む人達、その精神状態はみな同じなのだな・・・とホッとするところも。読んでいるうちに、ピアノを弾きたくなって、いつになくしっかり弾いた日もあれば、のんびり読んでるうちに弾く時間がなくなった日もあったこの連休だったけど、ゆったりした気持ちで音楽関係の本を読むのも、リフレッシュできるものだな〜と感じた。

 生徒達のことでも、連休に入る前、うれしいことが続いた。ひとつはグレードの結果、受験したふたりともはじめてのグレードで、直前まで心配だったけど、ふたりとも無事合格!でホッとした。
 次に発表会の曲決め、アニメコーナーの子達も「お菓子の世界」の子達も、揉めることなく、それぞれが弾きたい曲に決まってよかった、というのと、難航していた小6Kちゃんの曲が、思わぬとこからすごく気に入る曲に決まってよかった!
 その次は、ピアノを始めてまだ1年ちょっとの小3Mちゃんが、学校行事での伴奏者募集に積極的に立候補して、お母様が大喜びで知らせて下さったことと、練習停滞気味で悩まれていた小4Sちゃんのお母さん、Sちゃんが夏休みに「エリーゼのために」を練習しはじめて、お家で名曲が聞けてうれしいというメールを下さったこと。
 もうひとつは、高2までレッスンに来ていたTちゃん、すでに社会人になっているのだが、仕事も落ち着いて、ピアノを再開する気になったと電話をくれた。大学生の頃、発表会に助っ人で来てくれたり、こまめにハガキをくれたりしていたが、社会人1年目に体を壊してしばらく会っていなかったTちゃん、連休前に久しぶりに会ってみると、溌剌として元気そう、ピアノもやる気満々で、持っている楽譜を全部持ってきて、きちんとハノンをやって練習曲もこなしながら、好きな曲を弾いていこうということになった。
 『心で弾くピアノ』の中で、生徒から教師が受ける影響にも触れられていたけど、連休前のうれしいこと♪のおかげで、心安らかに過ごせた連休になったし、色々な意味でやる気になることも出来た。・・・っと、書いている途中で、名古屋のお友達の所へ遊びに行ってきたというTちゃんが、わざわざお土産の珍しいシナモンロールを届けてくれた。リフレッシュの仕上げは美味しい♪時間になりそう。(笑)
 明日からのレッスン、自分の練習も、いい感じに新しい気分で頑張れそう〜、芸術の秋、読書の秋・・・食欲の秋を楽しむぞっ!(^^)V

湯山テヌート

09月17日 (火) [ 雨のち曇り ]


 昨日書き忘れていたことを補足します。
 湯山先生が‘湯山テヌート’と おっしゃっていたテヌート、かなりこだわりがおありのようで、たっぷりに歌わせる感じでテヌートすること。一拍目に四分休符が来る場合、溜め気味に歌わせるのがお好みだということ。曲調にもよるだろうけれどスタカートは突く感じに、左手の和音を伴奏として引っ込めるのではなく、ハーモニーを感じながらしっかり弾くこと、仕上げのテンポのこだわりなど、今後、湯山作品を扱う場合は、特に気をつけたいと思う。

「お菓子の世界」公開講座

09月16日 (月) [ 雷雨のち雨 ]


 発表会の選曲をはじめた夏休み、湯山昭「お菓子の世界」をメインコーナーにして、たくさんの曲を選ぶことを決めたことは、以前の日記にも書いたが、今月はじめになって、お世話になっている楽器店の方から、グランドピアノフェアの催し物として、湯山昭先生自らの「お菓子の世界」公開講座があることを聞いた。偶然とはいえ、なんとタイムリーでラッキーなこと!っと大喜びで入場整理券をお願いして、昨日、行ってきた。
 会場は100人も入るといっぱいという感じの狭めのホール、超満員の聴講者、ほとんどがピアノの先生方なのだろうと思うが、たまたま隣に座られた方は、ジャズピアニストだそうで、湯山先生の書かれた本を読まれて、クラシックからジャズの世界へ・・・という珍しい方だった。
 「お菓子の世界」はお菓子の題名がつく曲が21曲、他に序曲や間奏曲が5曲、2時間ですべての曲をは無理なので、湯山先生が苦労して選ばれたとおっしゃっていた、序曲「お菓子のベルトコンベアー」「シュークリーム」「バウム・クーヘン」「柿の種」「ウェハース」「チョコ・バー」「マロン・グラッセ」「金平糖」「ポップ・コーン」の9曲を大人3名(たぶん、みなさんピアノ教師だろうと思われる。)がそれぞれ3曲演奏され、湯山先生が解説を交えてレッスンされるという形式で進められた。
 それぞれの曲についてはもちろんだが、その他にも子ども達を教えるに当たって、湯山先生が大切に思われていることなどの話もあって、大変勉強になった。細かくは書ききれないので、大まかにまとめると、楽譜から作曲家の意図を正確に汲み取って、ピアノだけでなく色んな楽器の音色も思い浮かべながら、曲のイメージをふくらまして演奏すること、指導する際には豊富な語彙で子ども達を導くこと、湯山先生が言葉でおっしゃったわけではないが、要するに生き生きとした音楽を楽しむことなのだな、と解説やレッスンを通して強く感じた。
 各曲について、どの演奏も最初はおとなしめの模範的演奏だったのが、レッスンしていくうちに、たっぷりと表情がついたり、大胆にリズムの面白さを出したり、お菓子が目の前に見えるような雰囲気に変わっていくのが興味深かった。大人が弾く場合と、子どもが弾く場合、多少違いがあることもおっしゃっていたけど、湯山先生の要求通りの演奏となると、子ども達にはかなり難しいだろうな・・・と、少々、いやかなりかも・・・不安にもなったが、作曲家ご本人の正確な意図がわかった部分は、頑張って子ども達にも伝えたい。
 講座後、湯山先生のサイン会もあったのだが、当日楽譜を購入した人のみ、ということで、古ーい楽譜(1989年版)を持つ私は、すごすごと退散(:_;)、そういえば、発表会のために生徒達も楽譜をたくさん購入したのに・・・と、ちょっと恨めしく思った。これまでにも湯山作品は「こどものせかい」「日曜日のソナチネ」などから、色んな曲を発表会やコンクールで使ってきたが、「お菓子の世界」は、大人になっても楽しめる曲集として、特にお薦め☆の感を強くした。

 発表会のホール抽選、今日が発表のホールがあり、無事に来春3月23 日を取ることが出来た。これで安心して、燃えるレッスンを展開できるぞ! ずっと降り続く久しぶりの雨、湯山先生の「あめふりくまのこ」を思わず口ずさみながら、やる気は出てきたけれど、とりあえずはハードスケジュールだった昨日までの疲れを取るべく、のんびり過ごす休日の午後である。

新学期

09月08日 (日) [ 晴れ時々曇り ]


 2学期がはじまって1週間、残暑が厳しい毎日だった。週のはじめの子達は、まだ、お休みの名残で久しぶりにお友達に会ってお土産を交換したり、転入生が来たよ!と元気よく話してくれた。週後半になると暑さと学校の疲れで、あくびやため息ばかりだったり、体調を崩してお休みの子もいたけど、この週末、残暑も和らぎ秋風も感じられるようになってきたし、明日からはみんな元気に調子を取り戻してくれるといいな。
 新学期を迎えての子ども達の話、楽しいものがほとんどだったが、ひとつ気になる話が・・・。小学校高学年のXちゃん(差し障りがあるといけないので、今回に限り匿名にします。)、レッスンに来るなり怒濤のように学校でのいじめの話をはじめた。1学期中、ある女の子がずっといじめられていて、気に病んだXちゃんが庇うと、今度はXちゃんまで嫌がらせをされはじめ、それを気にしたその女の子がXちゃんにもうかまわないで、と言った、ということもあったらしい。1学期の間は問題の渦中にあって話す余裕がなく、夏休み中は学校から離れて話ほどでもなく、新学期になって学校へ行ってみると、クラスの雰囲気が変わらないことを感じて、話さずにいられなくなったのか・・・正義感に燃え、怒り悔しがっていたXちゃん、見て見ぬフリではなく問題意識を持つ彼女を頼もしく思ったけど、毎日通う学校、しばらく辛い日々が続くのかもしれない。いい方向に早く解決することを祈るばかりだ。
 
 発表会の曲決めは、かなり進んで、すでに楽譜の準備も半分以上出来た。まだ、未定の低学年の子達も、お母様方とメールで連絡しあったり、具体的に曲を聞かせたりして、来週中にはすべて目処がつきそうな感じ。中学生以上は、すでに練習に入っているが、他の子達はもう少し涼しくなったら、それぞれの状況に応じて順次練習に入ることになる。今回は、素敵だけど難しめの曲が多いので、私も気合いを入れて指導しなくては!!
 子ども達の曲決めに時間を取られたこと、いつもの手荒れが酷いこと、夏の疲れが出たのかだるい日が多かったこと・・・に阻まれて、相変わらず自分の練習がゆっくり出来ないが、今日は久しぶりにバッハを弾いて楽しんだ。弾きはじめると楽しいけれど、あまり長い時間は気力が保たないのが情けない。季候がよくなるとともに気力も充実してくるといいな・・・。(^^ゞ

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