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レッスン日記

2002年3月


発表会を終えて

03月25日 (月) [ 晴れ時々曇り ]


 昨日、第20回小さな音楽会、講師を含めて総勢90名の出演者、2台ピアノとエレクトーンを使っての発表会、おかげさまで無事に終了することが出来た。
 ホールの音響や収容人数などはいい感じだったが、最大の懸念だった各楽器の音量バランス調整が難しく、楽器の配置にも限界があって、エレクトーンを含むグループの演奏者にはちょっと辛い状態になってしまった。悪条件にも関わらず、みんなこれまでの練習の成果を発揮して、元気に楽しく演奏してくれた。久しぶりの合同発表会で、客席の人数も多くなるので、混乱を予想していたけれど、よくご協力して頂けてマナーもよく、進行もスムーズに出来て助かった。生徒のみなさん、聴きに来て下さったご家族やお友達、関係者のみなさま、ありがとうございました。
 プログラム全体を振り返ってみて、ピアノ2台のものは、お互いの音が聞こえやすかったようで、スムーズにいくグループが多かった。曲目が、いつもに比べてバラエティに富んでいて、聴いている方も飽きなかったかな、というのもよかった。エレクトーンを含むグループは、リズムの音が聞こえにくかったり、逆にピアノの音がエレクトーンの奏者に届きにくかったりして、大変だったようだ。弾きにくい環境は、ひとえにこちら側の準備不足のせいなので、この場を借りてお詫びしたい。弾きながら、ハッとしたりドキッとした生徒のみなさん、ごめんなさい。それでも、どのグループも堂々と最後まできちんと演奏してくれたこと、心からうれしく誇らしく感じているし、大きな拍手を贈りたい。
 昨日の経験や、それまでの練習は、きっとみんなの力になっていくはず・・・これからも楽しむことが基本だけれど、時には大変だな〜と思う練習もこなして、さらに素敵な演奏が出来るように伸びていって欲しい。

 講師演奏も合わせ物で、練習などで集まる機会も多かったので、かなりしっかり打ち合わせしたはず・・・でも、当日になると、舞い上がっているせいもあって、慌てて走り回る場面もあったりして、私達講師サイドでは反省することもたくさんあるが、今回の経験を今後に生かせるようにしたいと思っている。
 講師演奏は・・・まだ、ビデオもチェックしてないのだが、たぶん、かなりずれてしまったような気も・・・緊張感はもちろんあったけれど、合わせる楽しさを久しぶりに味わえて、私個人としては、今回のような企画もいいな、と思える発表会だった。

 お教室は、来月はじめまで春休み、子ども達もきっと楽しい日々を過ごすことだろうが・・・たまには、ピアノのことも思い出して弾いてくれるといいな・・・昨日は、次の宿題をしっかりね!また、ビシビシいくよっ!と声をかけて別れたけれど、たまにはのんびり遊んで楽しい春休みを過ごしてね!とも思っていた私だった。
 私は、このお休みを利用して、明後日から久しぶりにゆっくり里帰りの予定、姪や甥達に会うのが楽しみだけど、それまでに、この全身筋肉痛(・・・ホールのピアノの椅子は重かった。(^^ゞ)と風邪気味をなんとかしなくてはっ!
 

明日に向かって!

03月23日 (土) [ 晴れ ]


 春の嵐で、風雨の激しい昨日一昨日だったが、今日はいいお天気。例年より早く咲き始めた桜も喜んでいそう。
 明日が発表会本番! 今週のレッスンは、前半、ここへ来てインフルエンザに罹ってしまった子がいたり、いつもと違う時間帯でのレッスンだったために番狂わせがあったり、いつも止まることのなかったグループが急に不調になったり、・・・あれこれあった。後半のレッスンで、どうにか全員の調整を終え、生徒達はみんな元気に明日を迎えられそう。
 はじめて使用する会場であること、合わせものばかりのプログラムで、楽器の音量バランスが最後の心配事だけど、ここまでがんばったみんなの演奏がいいものになるように、最大限努力したい。

 健康食&早起き生活は、相変わらず続けている私・・・ところが、気温変化があったせいか、昨日あたりから風邪っぽくなってしまい、真面目な家事のせいで手荒れで指先が割れてしまい、講師演奏の練習をしていたら痛くて、うひゃあ〜!・・・詰めが甘いというか、どこか抜けてるというか、やれやれ〜。ともあれ、忘れ物がないように、持っていく物は準備できたはずだし、明日一日、気力体力を振り絞ってがんばるぞっ!

 先日、高校受験のために休学中だった生徒から、志望校に合格の電話があった。来月からはピアノにも無事に復帰できるらしいし、行きたい!と憧れていた学校が合格で本当によかった。Mちゃん、おめでとう☆

1週間

03月17日 (日) [ 晴れ時々曇り ]


 発表会本番まで、1週間。まだ、細かい準備と最終レッスンは残っているけれど、大まかな準備は終わり、プログラムも配り終えて、いよいよ!という張り切るような気分と忘れていることがありそうでという少しの不安な気分で、今日を過ごしている。
 伝言板やチャットに遊びに来て下さるみなさんの励ましもうれしく、心強い。おかげさまで、子ども達の最後の頑張りをうまくサポートできる最終レッスン、いい感じで行えそう。
 
 伝言板といえば・・・前回話題にしたKちゃんが、ココも読んでくれたようで、書き込みをしてくれた。小4のAちゃんも書いて欲しいそうなので、発表会後に書くつもりでいる。それぞれの子ども達、書くことは山ほどあるので、これからは、たまにひとりの子についてじっくり書くことも混ぜていこうかな。

 普段、早寝早起きが苦手な私、発表会前になると、朝から出かける用事も増え、家事を早めに終わらせる必要もあったりして、例年苦労している。ところが、今回は、今月になって風邪が流行ったりしたので、風邪予防のためにも(ダイエットのためにも)野菜をしっかり食べて健康生活を!!と過ごしていたら、自然に早寝早起きが身について、体調もよくいい感じ♪ 発表会が終わると、元に戻りそうな予感もするけど(^_^;)、あと1週間は今のままキープできるといいな。

最近の練習メニュー
グリーグ「ピアノ協奏曲イ短調」 中心に
  
クラーマー・ビューロー54番
バッハ平均律第1巻 第8番
サン・サーンス「アレグロアパッショナート Op.70」 他

ある生徒の成長

03月10日 (日) [ 晴れ ]


 現在小5のKちゃんとは、年少さんの秋からのお付き合いなので、もう、7年以上にもなる。幼い頃から口が達者だったKちゃん、子どもならではの正直さに、笑わせられたり、参った〜!という場面も数々あったが、いつも楽しくレッスンしてきた。ピアノに関しては、理解が早く、小柄な割りにしっかりした指がよく動き、ご家庭のご協力もあって、順調に進んできた。
 幼稚園の頃から、コンクールに参加し、グレードも順調に受けてきた。コンクールに関しては、親御さんのご要望が強かったことが大きいが、本人もステージでピアノを弾くことは嫌いではないようだったのだが・・・。そろそろコンクールでは賞を狙いたいな、と思うようになった頃から、「コンクールはドキドキするから出たくない。」とか、選曲に関しても、賞を狙うにはどうかな〜という曲を弾きたがったり。小4の春に出場したのを最後にコンクールは拒否状態。グレード試験も、課題曲が気に入らなかったり、級が進んできて受かりにくいという背景もあって、休止状態。
 小4後半頃から、Kちゃんの様子を見ていて、どうもこれまでと違うな、と感じるようになり、お母さまとも相談して、彼女の好きな曲弾きたい曲をレッスンに取り入れるようにしましょう、ということになった。流行りの曲をやってみて、これは、本人が適当に遊びで弾いた方が面白いと思ったらしく、1、2曲やったくらいで、その後、キャサリン・ロリンを気にってよく弾いているが、最近は、「トルコ・マーチ」や「乙女の祈り」という誰でも知ってるような名曲に移り変わってきた。
 「トルコ・マーチ」がいい感じに仕上がってきたら、MDに録音してNetでも流せるといいね、と頑張って欲しかったのだが・・・私的には、もう一息詰めが甘いな、という出来あがり。本人は満足したようなので、これはこれで成長過程と思って、そのうちにアップできればいいなと思っている。次の「乙女の祈り」は、先週がはじめてのレッスン、曲決めではあれこれ文句ばかり言っていたKちゃんだったが、思った以上に気に入ったらしく、オクターブの連続も苦にならない様子。アルペジオが次回の課題になったが、今度は、もっと緻密な仕上がりになって欲しいな、と期待している。
 Kちゃんのお母さまも、昨秋からレッスンに通われていて、発表会ではKちゃんと2台ピアノ演奏に挑戦される。お母さまのレッスンでは、毎回、Kちゃんの様子が話題になり、小さいうちにコンクールやグレードを頑張らせた影響が出てきて、ソナチネやソナタを拒否するという曲に対する反動があるかな、と思えば、やはりクラシックを弾きたがったりすることもあるし、本格的にピアノを追求していくか、楽しみで続けていくか、本人に決心がない時期だけに難しいですね・・・と話している。レッスンでの態度も、機嫌の善し悪しがハッキリ出ているし、お家では、もっと色々大変らしい。学校でピアノを弾く必要があるときは、張り切って積極的にやっているようだし、嫌いでやっているわけじゃなさそうなのに、「いつまで習えばいいのかな?」とか「中学生になったら、忙しいからピアノはやめる。」とポツンと口にしたりするKちゃん、成長段階で色々なことがあるってわかってはいても、ギクッとすることもある私。学校での出来事やお友達のこと、たくさんお喋りしてくれるKちゃんだけど、本音の部分がたまに見えなくなりそうで・・・Kちゃんのこと、見失わないように、方法をたくさん考えながら応援してあげたいと思う。

心配は尽きず・・・

03月06日 (水) [ 雨のち晴れ ]


 いよいよ3月、発表会まで残り2週間と3日。光陰矢のごとしに、ますます加速がついて、目が回りそうな今日この頃。
 今日は、講師演奏の練習と打ち合わせに終日出かけていた。練習しながら、生徒達のレッスン上の心配事や、細かい打ち合わせ事項が気になって、弾いていたよりも、話してた時間の方が長かったかも・・・いつものことだが、本番前の今くらいの時期は、自分の演奏よりも、生徒達のことや当日の準備にまつわること、色々な手配に神経を使う。たぶん、このまま当日まで気分的には落ち着かず・・・だろうけれど、講師演奏合わせが出来るのもあと2回ほど、自分の演奏も少しでもいいものになるように、努力を続けたい。
 
 生徒達のレッスンは、先月末から流行りはじめたインフルエンザや風邪の影響も、少しあって、演奏の出来だけでなく、合わせレッスンのスケジュール調整に苦労したり、他のおけいこ事があるために発表会前の週のレッスン時間調整が、まだスッキリいかず、頭の痛い日々。演奏の方は、合わせレッスンも回数をかなり重ねて、ほぼ出来上がりつつあるが、今週前半のレッスンでは、長く弾いているために油断する子もいたりして、ギョッとする場面もあった。明日明後日のグループは、すんなりいってくれるといいけれど・・・。
 本番で使う電子オルガンの出音確認は、先日済ませて、組み直した音色もあったので、MDに録音して、子ども達にも聴かせ、本番で少し違う音が出ても驚かないように注意している。今回は、本来はピアノの生徒も電子オルガン担当になっている場合も多いので、本番でのボタン操作ミスもちょっと心配・・・。機種が違うとボタンの位置や感じも違うし、本番で私がうっかりミスしないように、再度、操作確認に出かけなければとも思っている。
 来週は、普通の個人レッスンを1週間やって、それぞれのパートの最終手直し、発表会後の宿題確認をする予定。新しい楽譜が必要な生徒には、すでに楽譜は渡してるし、これまで合わせ中心でやってきたために、少し崩れかけてる練習ペースを春休みに取り戻してくれるといいな。

 この春から、学校が完全週休二日制になるとのことと、発表会の合わせレッスン(弾くばかりでは集中力が保たないので、合間にソルフェージュ的なこともしていた。)が、思った以上に子ども達に好評なこと、あるお母さまからのご希望もあって、ソルフェージュグループレッスンを土曜日に月に1度か2度開講しようと思い立ち、アンケートを配ってみた。まだ、お返事は全部ではないのだが、子ども達はやる気になっていても、お母さまの賛同が意外に少なくて、少々ガッカリ・・・計画では2グループくらいできるといいな、と思っていたが、今のところ希望者はふたりだけ・・・もちろん普段のレッスンの中でもソルフェージュ的なことも取り入れてはいるが、グループならではの楽しさから、きっとピアノにもさらに積極的に取り組む意欲が湧いてくるはずだと確信しているのだけど・・・ふたりではあまりに淋しいので、せめてもう一人か二人、グループという単位になる希望者が出てくることを願っている。

最近の練習メニュー
グリーグ「ピアノ協奏曲イ短調」 中心に
  
クラーマー・ビューロー54番
バッハ平均律第1巻 第12番復習と第8番ボチボチ
サン・サーンス「アレグロアパッショナート Op.70」 他

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