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レッスン日記

2002年12月


良いお年を♪

12月29日 (日) [ 曇り時々晴れ ]


 通常レッスン終えた後、一昨日までの連休は細々とお出かけ用事を済ませたり、ピアノも磨いて、普段より丁寧にレッスン室の大掃除、ついでに他の部屋も要らない物をどんどんゴミ袋に詰めて、あちこちに散在する本やCDをかき集め、少しは整理できたかな〜と部屋を見回すと、あまり変化なし・・・うむぅ、もとの散らかり具合がひどいために(^^ゞ、多少気合い入れて整理して普通になったってとこかも。主婦モードはどうにも苦手で、普通に仕事してる方がいいよぉ〜なんて叫びたくなりそうだった。クリスマス頃から、冷え込みが厳しくなり、慣れないお掃除でほこりも吸って、咳が出やすく、睡眠の調子が悪くなって頭痛が出たりしてきた。お正月は相棒実家だし、病院でしっかりお薬は貰ってあるので、うまくコントロールできるといいけど・・・。
 昨日、小学生の補講と社会人レッスンをして、今年のレッスンはすべて終了!ふたりだけのレッスンだと、時間にも気持ちにもゆとりがあるレッスンだったけど、補講の方は、コンクール出場生徒だったので気合い充分、社会人との生徒とはお喋りタイムが長引いて楽しいレッスンだった。たぶん来年も、迷ったり悩んだりすることもあるだろうけど、それぞれの生徒達にとって充実したレッスンをしてあげられるようにがんばりたい。体調維持、元気になることも来年の課題かな〜。

 きちとした発表会打ち合わせはとうとう出来ずじまいだったが、当日使用するエレクトーンを所有している友人宅に一昨日お邪魔して、少し弾かせてもらって出音の様子もわかったし、プログラムも大体の形が見えてきて、気分が落ち着いた。あとは余裕のあるお休みのうちに自分の生徒の分をどうするか考えて、講師演奏の練習をしておきたい。・・・お休みだと、どうもゆっくりのんびりしてしまって、差し迫って慌てることになりそうな気もするけど(^^ゞ、適度に休日を楽しみつつ、ぼちぼちと用事をこなしながら、明るい気持ちで新年を迎えたいものだ。
 音大の幼児教育科に在籍中、元生徒Kちゃんのお母様から、今朝お電話があり、卒業演奏に選ばれたとの知らせ・・・受験前のKちゃんには散々苦労したけど、大学では頑張っていたんだな〜とうれしく思った。可能なら聴きに行きたいところだが、発表会直前の日程らしい卒業演奏会、行けそうにないのが残念、当日は演奏がうまくいくように祈ってあげたい。
 先日はチャットでピアノ話が盛り上がり・・・今年もNetでも色んな方に励まされたり刺激を受けたり、たくさんお世話になった。このレッスン日記をお読み下さってるみなさんからのメッセージはもちろん大きな励みだし、私が勝手に拝見させていただいてる全国各地のピアノの先生方のサイトでも、たくさんためになる情報を得ることが出来た。
 みなさま、今年もありがとうございました。m(__)m
来年もよろしくお付き合い下さるとうれしいです☆

MerryXmas☆

12月24日 (火) [ 曇り ]


 昨日で今年の通常レッスンはおしまい、怪我をしたMちゃん以外はお休みなく無事に今年最後のレッスンを終えた。ことしも色々あったけれど、みんなそれぞれに頑張ったなぁ〜と思いながら渡した小さなXMASプレゼント、今回は100円ショップのCD(音質はいまいちだけど、色んな曲に興味を持って欲しいとの願いを込めて・・・)とプチタルトはじめチョコや色とりどりのキャンディーを透明の袋に詰め合わせたもの、ささやかなプレゼントなのだけど、大半の子ども達は素直に喜んで、直前まで冬休みの宿題をあれこれ言われて(´。`)だったのが、プレゼントを見た途端、パッと(∩.∩)となるのが可愛くてたまらない。毎年、みんなの笑顔を見るのが楽しみでプレゼントを続けている。
 冬休み中はクリスマスにお正月、子ども達には楽しい行事があって、ピアノの練習はあまりできないかも・・・と思いながら、発表会の曲中心にお休み中にきっちりやって欲しいことをそれぞれに言い含めたレッスン、先へ進むのは出来なくても、せめて今年やったことは忘れないでね〜と祈るばかり。怪我のMちゃんや発表会の曲の楽譜を忘れ物したKちゃん、努力はしているけど曲が難しくて悪戦苦闘してるSちゃん、Mちゃん、Yちゃん何度も同じ注意を繰り返しているのに改善されないKちゃん、Hちゃん、Yちゃん、Rちゃんのことなど、気になることも残った今年のレッスンだったが、年が明けてレッスン再開の日までしばしレッスンから頭を引き離して、たまには主婦モードってことで大掃除をがんばろう!(笑)
 
 冬休み一日目の今日はXmasEve、クリスマスの雰囲気を味わうのもいいな、とコンクールの申し込みに出かけたついでに、少し街をウロウロしてきた。お店の飾り付けはクリスマスムードだけど、思ったほど人出はなくて、お天気も曇っていたためか不景気を反映してるのか、いまいち盛り上がらない感じだった。
 コンクール、ギリギリまで希望が出なかったのだが、本人は出る気満々、でも、練習の様子が心配で申し込みを躊躇されてたお母様と相談して、来月は月2回レッスンでやってみましょうということになった小2Sちゃん、お母様は経験のために出たら?と誘ってるのに本人が拒否し続けてたのだけど、小2Sちゃんが挑戦するんだよ、という話をしたら、急にやる気になった小3Sちゃん、このふたりが出場することになった。どちらのお母様とも賞を狙うのではなく、本人のやる気と経験のためにというのが目標だからというお話を十分納得していただいての挑戦、けど、出場するからには、恥ずかしい演奏はして欲しくないしさせられないので、年が明けたら本番の日まで、ふたりのSちゃんにとっては鬼イグぴょん先生になる・・・だろう。ともあれ、久しぶりにコンクール出場生徒が出たことは、本当にうれしい。

 スケルツォ第2番、その後、ちょこまかと時間を見つけて弾いてはいるが、一回弾くのに20分くらいかかってる状態から抜け出せない、冬休み中に少しは形が出来てくるといいのだけど・・・。発表会の曲は、アンサンブルは他の先生の都合が付かず合わせられなくて心配だし、プログラムも確定しないので、バッハの練習もいまいち気分、年が明けてからバタバタアタフタになるんだろうな〜とイヤな予感もあるが、やれるときにやれることを!・・・も、たまにはいいかな。(^^ゞ

上手な時間の使い方

12月15日 (日) [ 晴れ ]


 今週は特に前半、雪が降るほどの冷え込みだった。そんな気候のせいか、体調不良の子ども達が増え、お休み遅刻早退などが相次いだレッスン・・・昨日、今日はよく晴れて暖かくなったし、明日からのレッスンは、みんな元気に来てくれるといいな〜。
 今週のレッスン、サラッと振り返ってみると・・・週末のお出かけで珍しく練習不足だった小2Hちゃん、ソルフェージュの宿題に苦労しているが、次回も様子が変わらなければ、何か工夫しないと自力で宿題が辛いかも。小6Kちゃんは、気持ちよくバッハを仕上げて、発表会の曲にやっと集中できそう。小4Kちゃん、お母様からのお手紙には家での練習がはかどらないとあったけど、レッスンではよく集中して頑張れた。彼女の場合、その日の気分や具合で、調子のいいレッスンになる時と全くダメなときと差が激しい。お家での練習もコンスタントになってくれると良いが・・・。中3Mちゃんは塾のテストでお休み、受験生は大変!風邪をひかないようにがんばって欲しい。小4Sちゃん、譜読みが出来て曲がわかってくると調子がいいけど、新曲もしっかりね!発表会の曲がなかなか先に進まない小1Nちゃん、小2Sちゃん、小3Kくん、Kちゃん、小5Yちゃん、Hちゃん・・・自分で練習すると急いで弾いてしまい注意されたことを忘れて間違ったままだったり、苦手な奏法が出てきたり譜読みが面倒だったりで練習不足だったり、それぞれに原因はわかってるので、冬休み中にいい練習をしてくれるように指示しておかなくちゃ!
 中学生達と盛り上がった「きのこの歌」「もずくの歌」(Netで調べると正式には「もずくん」という曲名らしい)、最初はSちゃんの携帯メロディーが「きのこの歌」で何の曲?という話だったが、気をつけてTVを見ていたらCMも見ることが出来た。その後、スーパーで買い物中に聞いた「きのこの歌」の話をMちゃんにしたら「もずくの歌」を教えてくれた。Netで曲を聞いた後、小学生達にも聞いてみたら、ほとんどの子が知っていた。・・・イグぴょん先生、遅れてるぅ〜って思われたかも。(^^ゞ
 高校生の進路の悩みや社会人の恋愛の悩みも聞いて、今週もいっぱい考え悩みつつも楽しいレッスン時間だった。
 毎年、何がいいかな〜と楽しみながらも頭を悩ませるXMASプレゼント・・・年齢別にメッセージもプリントして、子ども達の顔を思い浮かべながら、やっと今日ラッピングもし終わった。今年最後のレッスン、みんなそれぞれにいい時間にしてあげたいな。

 自分の練習・・・このところ手荒れは悪くなく、小さく切れて痛いときは液体絆創膏がいい感じ!だし、週明けは体調いまいちだったがその後元気なのに、何だか時間がなくて思うように弾けていない・・・ひとつひとつは些細な用事だけど、ちまちまと時間を取られてしまい、新曲の譜読みは時間がかかるし、持ち越し宿題と新曲、発表会の曲、よく考えたらやるものがたくさんあって、調整に苦慮している。イグ達の日向ぼっこを見張りながら、デジピ練習も加えて、うまく時間を見つけていきたい。上手な時間の使い方、子ども達にお説教する前に、まず先生が手本を!だけど、暮れのお掃除や行事にあわせた用事などなど考えただけで目が回りそう・・・慌てず騒がずいきたいものだけど、どうなることやら〜。

早いもので〜

12月09日 (月) [ 曇り ]


 お決まりの文句だけれど、早いものでもう12月、これまで飾っていたチョコエッグなどの動物フィギュアを片付け、玄関先とレッスン室にXmasの飾りを置いたら、動物フィギュアの行方を気にする子がいたり、やっと先生のお家の玄関がまともになったと言う子がいたり、ミニツリーやリースが可愛いので欲しがる子がいたり・・・。先週は比較的暖かい日が多くてXmas気分にはいまいちだったけれど、今週始めから冷え込みが来て、楽しい冬休み待ちの気分が盛り上がりそう。
 前回の日記に書いた週末熱を引きずりながら、水曜の自分のレッスンまでは気を張りつめて過ごした先週だったが、その後は筋肉痛と頭痛に悩まされやれやれ〜・・・子ども達のレッスンは大きな問題もなく、はじめてのグレード受験だった小1Nちゃんも無事に合格、お休みする子もなしで発表会曲の練習もそれぞれのペースで進みつつある。お仕事を変わられて、これまでのレッスン時間では無理になったお母様生徒Hさんも完全にレッスンを辞めたくないので、不定期にでも通われたいとのことで頑張られている。
 来年2月に行われるコンクール、課題曲が自由なので発表会曲で参加可能、コンクールにもって行けそうな曲を練習している数人に声を掛けてパンフレットを持たせたが、今のところ参加希望者なしなのが少し淋しい。受賞を狙うのではなく、今後の励みになるように経験として参加できるといいのだけれど・・・高学年になると子ども達が嫌がるので低学年のうちにと思うが、最近は低学年の子どもでも拒否する子がいたり・・・マイ・ペースで楽しむピアノももちろんよいが、がむしゃらに頑張るピアノを一時期でも経験するのにコンクールはいい機会、でも、無理に参加させても意味はないので、本人にやる気があって是非出たい!というような・・・積極的な気持ちを期待して締め切りまでもうしばらく待ってみたい。

 さて、先日の自分のレッスン報告、直前に指に怪我をしたり荒れて指先が割れたりと散々だったけど、それなりに練習して行ったのだったが・・・クラマー=ビューロー55番は、またまた苦手な和音、細かく動く下の音をレガートしようと気にしすぎ、指が届きにくい上のメロディー音が淋しく途切れてしまうのでペダルを使って再度練習すること、バッハ平均律第1巻15番は軽やかで楽しい曲だが、指の調子がもろに出てしまう感じの曲で、もう少し弾き込んで時にフーガの左手やトリルが入ってテンポが不安定になるところを解決すること、エチュードとバッハは再宿題となった。発表会で弾くかもしれないバッハを何にしようかと先生とあれでもないこれでもないと悩み・・・バッハ以外の曲も考えたり・・・テンポによっても感じが変わるので難しいところだけれど、一応、ある曲(当日のお楽しみなので詳しくは秘密(^^ゞ)に落ち着いた。まだ、プログラム全体の構成をハッキリ決めていないし、講師演奏としてはアンサンブル曲を準備中だし、実際弾けるかどうかわからないが、準備はしておかないと!という感じ、冬休み中に暗譜できるといいけどなぁ。
 8ヶ月の空白があったために私には珍しく1年以上ももっていたサン・サーンス「アレグロ・アパッショナートOp.70」、暗譜はどうにか確実になり、流れもそれなりにはだけど、やはり大きな和音が濁るのがどうにもこうにも・・・物理的に無理なものは無理なので後は音を省略して弾くしかない、長くもっているから素晴らしく弾けるかというとそうでもなくて(^^ゞ、先生も諦め気味だったかもしれないが、新しい曲をやりましょう、ということになった。寒い時期には大曲を!で、次はショパン「スケルツォ第2番」、派手で素敵な曲だけどこれも和音で苦労しそう〜、週末にCDを探すが見つからなくて、LDに入っているのをやっと見つけ鑑賞して、おぉ!素敵〜!とウットリ〜、けどプロが弾いても10分くらいかかる曲、譜読みの段階で私が弾くと1時間くらいかかるかも〜と覚悟して少し弾いてみたら、曲に馴染みがあることもあって、30分くらいで最後まで行き着いたのでとりあえずホッとした。(笑)
 「アレグロ・アパッショナートOp.70」については、ちょっとした想い出が付いて回っていて・・・いい想い出ならよいのだけど、そうではないために弾く度に気が散ると辛い気持ちが蘇ってきてしんどいものがあった。この曲を練習し始めた頃に親しくしていた方にまつわる想い出だが、季節的にもちょうど同じ頃ということもあって、なおさら去年の今頃は・・・という感じで思い出してしまっていた。誰かのためにその人の好きな曲を弾く行為は私にとっては気持ちを込めたものだったのだけど、それが通じない人間もいるんだと知ったショック、大切な音楽やピアノに対しての私の気持ちを踏みにじられたように感じたことで自分の自覚以上に心に傷が出来ていたのだな、と改めて感じた。信じられないような出来事が起こった直後は、発表会へ向けて気が張って、その後体調を崩して思うように弾けない日々が続き「アレグロ・アパッショナートOp.70」からも離れていて、もうそのことは済んだこと、乗り越えたことだと思っていたのに、レッスンを再開してしっかり弾くようになったらあれこれ思い出してしまい・・・曲自体は好きな曲だし暗譜までしたので、レッスンでは終わったにしても弾き続けたいと思う反面、弾く度にまた辛くなるかな、と思ったり・・・これまで弾いてきた色々な曲、具体的な想い出があるものはたくさんあるけど、今回のような経験は長い人生の中でもはじめてのこと、本当の意味で乗り越えるためには逃げずに弾き続けるのがいいのかもしれない。

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