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レッスン日記

2002年6月


グレード試験♪

06月19日 (水) [ 曇りのち晴れ ]


 今回のグレード試験(カワイ)は、13〜11級まで6人の受験者、試験前日の合同レッスンで、特に注意すべき点をしつこく言って、予定より延びたレッスン時間にも関わらず、みんな真剣に総仕上げに取り組み、どうにかそれぞれがこれまで頑張ったいい成果を発揮できるようにと祈った試験当日。・・・試験後のレッスンで、当日の様子を尋ねてみると、ちょっと止まっちゃった、間違えて弾き直しちゃった、などと言う生徒もいて、結果が届くまで心配していたが、先日、すべての結果が届いて、今回は無事に全員合格☆ やれやれ〜とホッとした。合格証を渡すと、どの子も、やった〜!と素敵な笑顔、満足のいく達成感、うれしい気持ちを忘れずに、今後の練習も頑張ってくれるといいな。
 レッスンをはじめて2〜3年目、二桁級のグレード受験率はかなり高いうちの教室だけれど、高学年になるに連れ、級が上がるに連れ、受験能力はあっても、受けたくない・・・という生徒が増えつつある。理由は、年齢的にプレッシャーを感じたり、学校行事や塾で忙しいスケジュールだったり、自分なりの弾きたいものを見つけたり、一度目に不合格になってしまい試験アレルギーのような感じになったり、それぞれの事情や気持ちがわかるだけに、グレード受験を無理には薦めてはいないけれど、せめて9〜7級あたりまでは挑戦して欲しいな〜とも思う。
 グレード試験にしてもコンクールにしても、もちろん結果が出るに越したことはないが、それだけではなくそこまでの過程、発表会とは違った緊張感、私だけでなく他の先生から見た評価が得られること、色んな意義がある。忙しい子ども達、年齢やレベルに関係なく、無理強いではなく、うまく試験やコンクールに向かわせる気持ちを養うことや親御さん達のご理解を得られるようにするのも、これからの課題かも。
 グレードやコンクールに拒否反応気味の子達にとって、『ある日のお教室』は、それなりに効果が出てきていて、録音を仕上げの楽しみにしてくれると、こちらもやり甲斐がある。更新がのろくて、子ども達にせっつかれたり、録音がうまく撮れる子とそうでない子、Netに接続できるご家庭とそうでないご家庭があったりで、調整に悩むところもあるのだけど、発表会以外に他の方達に演奏を聴いていただけるいい機会、さらに有り難いことに伝言板にも書き込みを頂いたりしているし、子ども達にとっていい刺激剤となるように、これからもネタ集めに頑張ろうと思う。

 あちこちでご心配いただいてる私の体調、その後、落ち着きかけたと思ったら、9日に森を散歩したときに顔(右目上)を虫さされして、何の虫かハッキリわからないのだけれど、首のリンパや目まで腫れるという大騒動(^^ゞ になってしまい、またもや大量のお薬とお付き合い。絆創膏を貼った私の顔を見て、子ども達も心配してくれて・・・まぁ、何とも間抜けな次第でお恥ずかしい限り。どうにか虫さされあとも治りつつあるし、リンパの腫れもおさまって・・・以前からの悩みの種だったしつこい咳も、今度のお薬はよく合うようで、かなり楽になったし、今度こそこのまま元気になれるといいな〜。
 自分のレッスンをお休みすることになってから、最近の練習については書いていないけれど、以前からの宿題、クラマー・ビューロー、バッハ、サン・サーンス他、以前弾いていたものや好きな小品、生徒達の曲など、体調と相談しながら、日替わりメニューでボチボチと楽しんでいる。次回の『ある日のお教室』更新までには、私も何か録音したいな〜、とここに書いておくと、頑張れそうな気が・・・。(^^ゞ

『心の音色を教えたい』

06月10日 (月) [ 曇り時々雨 ]


 先日、NHK総合で放送されたドキュメント番組『心の音色を教えたい』、イグ茶によく遊びに来て下さるのほほ〜んさんのお知らせのおかげで録画できて、昨夜、ゆっくり見ることが出来た。
 番組では知的障害者のピアノレッスンに取り組まれる成田先生のレッスンぶりやおけいこに通う子ども達の様子、成田先生のご家庭の様子、お教室の発表会の様子が次々に・・・私も、以前、ダウン症の子どもをふたり教えた経験があり、そのことも思い出しながら、大変興味深く見入ってしまった。
 成田先生は趣味でピアノを弾かれている方だったそうで、私のようなピアノ教師にはない発想をレッスンに活かされているようで・・・私がダウン症のYちゃんとHくんを教えいてた頃、悩みながら考えた方法と似ているところもあって、私のやっていたこともそう間違ってはいなかったのかな、と少しホッとしたり・・・。
 Yちゃんは小3の頃から、昨年熊本にお引っ越しする高1の頃まで、Hくんは小1から3年生頃まで(市内でお引っ越し後もしばらく通ってきてくれたが、送り迎えのお母様のご負担が大きくて続かず残念だった。)、知的障害児もダウン症も、全く知識がなかった私で、お引き受けする時は迷ったけれど、YちゃんもHくんも普通の小学校に通える軽度のダウン症、普通のお子さんと同じように指導して欲しいのだとおっしゃるお母様方のご依頼、実際に本人達に会ってみると、興味深げにピアノを触って音を出してうれしそうにする素直な様子に心惹かれ、思い切ってお引き受けしたのだった。
 ふたりとも読譜にはかなり苦労したし、5指を超える範囲の音が出てくる曲を弾くのは時間がかかったけれど、出来ないことをどうやってクリアさせたらよいか、指導内容を工夫するということを私にたくさん教えてくれた。発表会にもほぼ毎回参加してくれたし、お母様のご協力があったからこそ私にも勤まったレッスンだったと思うが、ピアノを通してふたりと出会って過ごした時間は、悩み、苦しみ、迷い、悦び、楽しさすべてひっくるめていい思い出になっている。改めて、Yちゃん、Hくん、ありがとう☆
 そして素敵な番組情報を知らせて下さったのほほ〜んさんにも感謝☆

梅雨はどこ?

06月07日 (金) [ 晴れ ]


 昨日書きたかった(・・・ろくがつむいかにあめざぁざぁ〜♪が書きたかったという単純な理由(^^ゞ)日記だけど、忙しいスケジュールで挫折・・・まぁ、昨日も雨は降らず、レッスンに来た小さい生徒達に歌ってみたら、「せんせい???」って顔されただけだったし、まぁ、よいのですけど。
 そろそろ梅雨入りの頃だろうに、毎日のように真夏日が続き、イグ達は大はしゃぎ食欲爆発、ベランダ日向ぼっこ姿を見せて和ませてくれるし、家事がしやすいのは助かるけど、暑いのが苦手な上に相変わらず続くスッキリしない体調、疲れているのに眠れない夜もあって、先週末はグッタリ・・・月曜日に病院で出してもらった薬で、多少咳が抑えられ安眠もしやすくなったけど、まだ、微熱傾向はあるので、油断は出来ない。しんどいな〜と思う日は、雨が恋しくなったりもする。で、梅雨に入ったら入ったで、お日さまが恋しいだろう、勝手な気分だけど。
 
 子ども達も暑さ疲れと、例年そうなのだけど、学校の運動会が終わってなぜだかピアノまで気抜けして、練習不足傾向の生徒が目立ってきた。宿題の内容や『ある日のお教室』用録音予定曲を考えながら、みんなを順調なペースにのせていきたいものだけど・・・『ある日のお教室』、更新ネタは溜まっているけど、安定しない体調に阻まれてそのままになってるし、早く更新の目処をつけなくちゃ!
 明後日のグレード試験受験予定の子達は、それぞれに頑張っているが、一度目はどうしても悪い癖が出てしまって心配な子も・・・注意をするとちゃんと出来るのだけど、試験では一回しか弾けないし。長く弾いてきて飽きて油断があったりということもあるので、案外、試験では緊張していい演奏になればいいな〜、と希望的観測も抱きつつ、明日は受験予定者のグレード試験リハーサルを予定している。今回は6人の受験者、試験リハにはちょうどいい感じの人数、これまでうるさくしつこく注意されて練習して頑張った成果が、合格という形であらわれるいいな、みんな、がんばれぇ☆

 遅ればせながら今年の発表会、講師演奏ムービーをアップいたしました。これまでご鑑賞下さったみなさんは、どれがイグぴょん?と思われた方もいらっしゃったようで・・・これまでのムービーでわかるかな〜、と思ってたけど、そうでもないのかな。で、どれがイグぴょんかは・・・ご想像におまかせします。(笑) 演奏の方は、発表会反省でも書いたように、演奏者にとっては相手の音がよく聞こえないという悪条件もあり、ずれちゃったりしてお恥ずかしい限りですが、これからご鑑賞下さる方はお手柔らかに・・・です。m(__)m

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